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◆ 動揺(きっとそれは間違っていない)
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再び、大きな決意をするエルレーン。
ですが、以前の時…ゲッターチームとの最後の戦いの時とは違い、
今彼女が抱いているのは、はっきりとした確信。
「きっとそれは間違っていない」という、強い信念…

一方のキャプテン・ルーガ…彼女はある推測に思いが至り、
激しい動揺を見せています。
己の根本を為すものを揺るがしてしまう…
ガレリイ長官は、自分をエルレーンに対する復讐の「道具」にしている、
そのためだけに自分は再生されたのだ、という推測。
そして、「きっとそれは間違っていない」…

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◆ reminiscence
(ゴールの回想…
在りし日のキャプテン・ルーガとエルレーン)
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帝王ゴールの回想する、かつてのキャプテン・ルーガとエルレーンの一コマ。
前作を書いたとき、「恐竜帝国にいる時の(普段の)エルレーン」を
あんまり書いていなかったので、書いてみることにしました。
特に、キャプテン・ルーガと普ッ通〜〜〜に、
楽しい時間を過ごしているような思い出を…
二人が一緒に過ごしていた、やさしい時間を。

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◆ 選ぶのは「未来」、それぞれが望む「未来」
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ゴォォォォォォル様ァァァアアァァァ!!
そうだよ!そうなんだよ!
お、俺は!カッコイイゴール様が書きたかったんだよぉぉぉぉお!
テレビアニメ版じゃ、大魔人ユラーにペコペコしたり、
訳のわからん口出しで部下の作戦をパーにしたり、
挙句の果てにはシャンデリアの下敷きになって死ぬ(涙)方ですが、
俺はカッコイイゴール様が書きたかったんだよぉおおぉお!!
俺の中じゃ、ゴール様はこういうお方なのさぁああぁぁ!

…はあ、はあ(息切れ(笑))。
まあ、そ、そうゆうことです。
「死者をよみがえらせてまで利用する
(しかも、キャプテン・ルーガがNo.39…エルレーンにとって
大切な人だというのがわかっていて)」ガレリイ長官のやり口(ある意味越権行為)に
嫌気がさしていたゴールは、キャプテン・ルーガに自分の考えを伝え、
彼女の道は彼女自身が選べるのだと告げます。
彼女がエルレーン側につくだろうと看破していても。
剣聖たる彼女は…敵となれば恐るべき相手になるであろうと熟知していても。
そして、彼女の選択が、恐竜帝国にとってマイナスになるであろうと予見していても…

アニメ版だと、部下に対して温情かけてるようなシーンほとんどなかったですけどね、
帝王ゴール様ってば(笑)
だからこの小説ではここまでかっこよくしてみましたイエーイ。

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◆ 「乗っ取り」
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キャプテン・ルーガが自らの「安息の場」から取り出してきた、
火龍石のペンダント。
それは、遠い昔の約束…最後の満月の日の、果たされなかった約束。
その日は、半年しか生きられない少女の「誕生日」…
ちなみに、ルビーはコランダムという鉱石の名前の一種です。
赤ければ「ルビー」、蒼ければ「サファイア」と呼ばれます。
じゃあ「ピンクサファイア」って、なんでせうね(笑)?

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◆ 好き嫌い大バトル!
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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さて、うまいことジュンをかどかわし、自らが「炎ジュン」となって
アーガマに入り込んだ「彼女」。
この章からしばらく続く
「アーガマでの日々―『炎ジュン』の瞳に映る、エルレーン」
シリーズでは、エルレーンとゲッターチーム、そしてその他の愉快な仲間たちとの
楽しいながらもほのぼのとした情景を書いていきます。
それはすなわち、エルレーンが「人間」たちとともに、
「人間」として暮らしている情景―
それは、「彼女」にある確信を抱かせてくれるのに十分なほどに幸せな情景。
マンガチックなイメージがあるので、言葉にするのも一苦労ですが。
でも10個は作りたいな。それだけ彼らとの楽しい日々があったと思いたい…

ちなみに、「炎ジュン」とかぎかっこつきで書かれている人物は
「彼女」をあらわしています(本来の炎ジュンは「ジュン」と記述)。

さて、この章では「好き嫌い」という日常の状況で、リョウとエルレーンを書いてます。
リョウはキャプテン・ルーガのような役割も兼ねるようになってきています。
以前のような「自分の分身」という意識だけではなく、
どちらかというと母親的なモノも混じってきているのです。
そういや、ウラキさんはニンジンきらいなんですよね。
スパロボα外伝のキャラクター図鑑で、入っていたセリフが
「…ニンジン、いらないよ」
だったのには笑いましたが。

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◆ ワンダフル入浴(Wonderful-Newyork)
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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まあ、つまり、今までこうしてきたわけです、彼は(笑)
風呂の時が一番バレる危険性が高いわけですが、
それもこうやってしまえば、誰も気づくことはない。

ちなみに、「ピーク時を避ける」というのは、
時間有効利用術の基礎中の基礎なので
みんなも積極的に使っていこう(笑)

ところで、今回のタイトルは
私が好きなマンガ家さんが、よく四コマのタイトルに使ってる言葉です。
深い意味はない。特に。
私の小説は、タイトルにすごい意味がある章とない章が混在してるのだ(笑)!

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◆ It's A dynamite Smile!
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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「空と君との間には 今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる」
空と君との間に(中島みゆき)より。
笑顔って、それだけで力だと思うから。
それだけで、何かを変えられると思うから。
だから笑え、どんなにつらい境遇だろうが、まっすぐに前を見て。

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◆ ボスと、エロ本と、エルレーン。
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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アイドルのグラビア写真集って高いのに、
売れるその理由が感覚的にわかりません。
写真だけなのに、って思ってしまって、わかりません。
これは男女差って奴でせうかね。
まあ、そんな経験から書いた話です。

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◆ Have sweet Dreams, Honey.
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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いい夢が見られる「おまじない」の話です。
この「アーガマでの日々」シリーズでは、よく
昔の…恐竜帝国にいた頃のエルレーンのことが出てきます。
そして、そのことは…今現在の、アーガマにいるエルレーンに
確実につながっているのです。
エルレーンがエルレーンである理由。
恐竜帝国で過ごした時間は、つらいことが多かったにせよ、
確かにエルレーンを形作っているものの一つなのです。
そして、この「おまじない」を覚えた記憶も、その一つ…
キャプテン・ルーガと過ごした時間。いとおしい記憶。

どんなに嫌な記憶であれ、思い出であれ、
それは確かに私を変えた。そして私の心のもとになった。
私が私であると証明する…そのためには、
「過去」というモノが必要なのだ。
それが、よい過去であれ、悪い過去であれ。

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◆ My pretty Baby
 (アーガマでの日々―
  「炎ジュン」の瞳に映る、エルレーン)
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おねだり上手なエルレーンの話。
と同時に、この章はキャプテン・ルーガの
個人的な生活の一面を出した章でもあります。
彼女も単なる恐竜帝国の一戦士であるだけではなく、
家族もあり、ちょっと自分の結婚問題について
悩んだりする(悩まされている、といったほうが正確ですが(笑))
女性の一人だ、ということを書きたかったのです。
超然としているだけではなく、彼女には彼女なりの悩みもあるし
彼女自身としての人生があったということ。
社会に生きる「ハ虫人」の一人として…

そして、だからこそ。
その全てすら投げ打って友のために闘うという決断をする彼女は、
強く、やさしい心の持ち主なのです。
哀しいくらいに。

ちなみに、ここではキャプテン・ルーガの年齢がはじめて出てきます。
彼女は「73歳」です。
ただし、これは「人間」の年じゃないですからね、「ハ虫人」の年。
さて、彼女は「人間」でいうと、何歳くらいの女性なんでせう?
(ヒント:「人間」の寿命を「(平均)80歳」、
「ハ虫人」の寿命を「(平均)200歳」とします。
これを比を使った式を立てて解いてください)
…彼女の母親の気持ちも、なんとなくわかったりしませんか(笑)?


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