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ジンギスカン(Dschinghis Khan)にあこがれて


Hadschi Halef Omar(ハッチ大作戦)

★対訳
彼らはクルディスタンの荒野をゆく
死体などは幾度も見たことのあるこの二人
共に馬を並べる生涯の友人同士
「ハッチ」とは「小さな男」という意味だ
彼の主はカラ・ベン・ネムジ
彼のターバンは彼にはあまりに大きすぎる
彼の馬はもうこれ以上走れないようにも見える
だが彼がいったん戦いはじめると、全ての嘲笑はたちまち消えうせるのだ
何故なら、彼は男だからだ
男だ、男だ、男だぜ

ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール
ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール ベン
ハッ ハッ ハッ
ハッチ アブル アッバース イブン
ハッチ ダブード アル ゴサラ
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール ベン)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ アブル アッバース イブン)
ハッチ ダブード アル ゴサラ

もし彼が首に縄をかけられたとしても
彼はすばやくすごいことをやってみせる
皆は地にひれ伏し、彼はそのそばで微笑を浮かべて立っている
彼の予言者はマホメット
アラーは彼をお助けになる
彼は砂漠の民らしくサーベルをふるい
悪魔を駆り、風を超えていく
憧れは彼を駆り立てる、大いなる自由に向かっていくようにと
何故なら、彼は男だからだ
男だ、男だ、男だぜ

ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール
ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール ベン
ハッ ハッ ハッ
ハッチ アブル アッバース イブン
ハッチ ダブード アル ゴサラ
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール ベン)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ アブル アッバース イブン)
ハッチ ダブード アル ゴサラ

死の谷を抜けていく、バグダットからイスタンブールへと(太陽の光の中を)
その道程で、冒険を乗り越えながら(彼とその友が)
冷たい星の夜、灼熱の砂を乗り越えながら(彼らは自由だ)
馬に乗る彼ら、そう彼らの姿を遠くからでも人はわかるだろう
ほら、見ろよ、やってくるぜ!
ハッチ ハレフ オマール ベン
ハッチ アブル アッバース イブン
ハッチ ダブード アル ゴサラ A-ha!
ハッチ ハレフ オマール ベン
ハッチ アブル アッバース イブン
ハッチ ダブード アル ゴサラ A-ha, A-ha!

ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール
ハッ ハッ ハッ
ハッチ ハレフ オマール ベン
ハッ ハッ ハッ
ハッチ アブル アッバース イブン
ハッチ ダブード アル ゴサラ
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ ハレフ オマール ベン)
ヘイ!ハッチ ホー!ハッチ(ハッチ アブル アッバース イブン)
ハッチ ダブード アル ゴサラ

★解説
この歌ですが、歌われている「ハッチ」が誰だかいまだにわかりません。だから、サビは聞こえるまま書きました
多分、日本語では「ハジ」と記述するのだと思いますが。
クルディスタンの戦士らしいんですが…
それにしても、「ハッチ大作戦」というこの邦題、何とかならなかったんでせうか^−^;
でも、メロディもイカすし、途中の「死の谷を抜けて…」からもかっこいいので、許します。

☆追記(2005/3/9)
わかったーーーーーーーーーーーー!
「ハッチ・ハレフ・オマール」、そしてこの中に出てくる「彼の主」、「カラ・ベン・ネムジ」とは…
ドイツの作家カール・フリードリヒ・マイ(Karl Friedlich May)の書いた児童文学、冒険小説の主人公たちです!
彼らは「悪魔崇拝者」などに登場する冒険家とその従者であり、砂漠を舞台に様々な冒険を繰り広げるのです。
つまり、ハッチはカラ・ベン・ネムジの召使なワケですか、なーる。
面白そうなので一度読んでみたいと思いますv

☆追記(2005/3/21)
カール・マイの冒険小説
を借りて読みました。
これは、作者の分身カラ・ベン・ネムジとその召使であり友人ハジ・ハレフ・オマールの物語です。
カラ・ベン・ネムジとは…カールという名前をハレフに告げたときに、「カラ」と聞き取られてしまったためついた名前です。
残りの「ベン」「ネムジ」とは、「ネムジ(ドイツ)から来た」という意味のようです。
ハジ・ハレフ・オマールは、小柄でやせぎすの男であり、かぶっているターバンはぶかぶかであるという描写があります(歌詞参照)。
また、乗っている馬は年取った雌馬であり、そんなに早く走れないから待ってくれ、というシーンもあります(これまた歌詞参照)。
ハレフの本名は、「ハジ・ハレフ・オマール・ベン・ハジ・アブル・アバス・イブン・ハジ・ダヴド・アル・ゴサラ」だそうで、
サビで連呼されているのは、彼の長い本名そのものだったというわけです。