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◆ 「砕け散る」
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誰かが鉄也を個人的に罵倒しているわけではない。
にもかかわらず、鉄也は「仲間」から拒絶されたと感じた―
別に、悪気なんてまったくなかったにもかかわらず！
…難しいね、「人間」関係って。
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◆ たった一人の出撃
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たった一人でアーガマを飛び出す鉄也…
ゲームのほうでも、ジュンは結局ついていきませんでした。
そう、鉄也は―
自分と同じ状況にある、そして自分を何よりも知っている彼女にすら、
素直に頼ることが出来なくなってしまっていたのです。
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◆ 闇問答（…あるいは、鉄也の転向）
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鉄也の転向の章。
彼の心を惑わせ、その深層に眠る邪悪なる意思を掘り起こした者は…
そうして。
鉄也は己の幸せのため、彼を殺そうとするのだ。
それも、彼が「人間」だからだ。
弱い、弱い、弱いこころを持った―「人間」という、イキモノだからだ。
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◆ 来たれ我が本当の宿敵よ、我に殺されんがために来たれ
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ゲームでは、ダンテの妖術をガレリイ長官の造った何かの機械で増幅させて
鉄也を操ってたんですけどね。
ともかく、これでゲームどおりの話が作れました（笑）
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◆ Schwert-Schild（「敵」を倒す「剣」、「仲間」を守る「楯」）
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何のために戦うのか。
それは、「敵」を倒し、「仲間」を守るため―
己を「剣」と化し、「楯」と化して。
そして、この章で、それをまざまざと見せ付けたのは…
「人間」ではないモノ、メカザウルス・ロウでした。
己の「トモダチ」を守るためにそのいのちを散らしたロウ。
おそらく、私の書いてきた小説の中で
1、2を争うくらいカッコイイメカです。
彼は、エルレーンを救い、その中に生きるNo.0（エルシオン）を救った。
そして、その身をもってエルレーンに教えた―
何のために戦うのか、を。
その生き様を。
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◆ つながる絆（再び、交差する道）
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誰かが、自分を必要としてくれている。
それを知っているから、生きていける。
それを信じているから、生きていける。
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◆ 「偉大な勇者」〜勇者はマジンガー
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ダブル・バーニングファイヤー！
…で、あってたと思うんですけどね、ここの合体必殺技＾−＾；
ゲームの「スーパーロボット大戦α外伝」では
こうやってた…はずなんです（うろ覚え）
復活の鉄也…
実際のゲームでは、こういう風に飛び込もうとした鉄也を
甲児が無茶だと止めて、みんなで立ち向かうようになっていたと思いますが。
この小説では、あえて鉄也にそうさせました…
いのちを燃やす時が来た
立ち上がれ 勇者マジンガー
正義の力 ファイヤー・オン
みんなのために みんなのために 「未来」をひらけ
僕らも戦う 君と一緒に
ガッツゴー マジンゴー
「偉大な勇者」はマジンガー
グレート グレート グレートマジンガー
（グレートマジンガーED「勇者はマジンガー」より）
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◆ 果てしなき大空に誓う〜
Farewell to my "FRIEND"
＜そして、もう一人の「勇者」のために＞〜
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この「果てしなき大空に誓う」というのは、
言うまでもなく「ゲッターロボ」第三十三話のタイトルでありますよ。
煩悶し続けた剣鉄也、だがもはや彼を捕らえている闇はない…
彼は気づくことが出来た、自分の「帰る」場所に。
自分の戦う理由も、自分の本当にやるべきことも、そこにあるのだ、と―
そうして、彼の苦しみは終わりを告げた。
剣鉄也は、これからも…「剣」であり「楯」、
「仲間」を守る「偉大な勇者」であり続けていくのだ―！
…と、言うわけで、第三部「剣鉄也」編はこの章で終わりです。
鉄也が物語の中心になっているスパロボとして、α外伝は大変珍しかったものですが
この小説でもそれを反映できて、個人的には大変満足です（笑）
鉄ちゃんファンの方にも納得していただけるような鉄也だったでせうか、
それがちょっと心配ですが＾−＾；
さて、次章からは…物語は「第二段階」＜second
stage＞に入ります。
次は、第四部…「キャプテン・ルーガ」編へと、話は進みます。
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◆ 「魂呼び」
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割とあっさり書いた章で、なおかつ短い章ですが
表現的に気に入ってる章です。
No.0もこういうふうにしてたときに呼ばれたわけですが
そいつは省略です。
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◆ 女龍騎士の帰還
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とうとう復活、エルレーンのただ唯一の「ハ虫人」の「トモダチ」、
そして、ゲッターチームによってそのいのちを奪われた
恐竜帝国軍の勇敢にして高潔な女戦士…
その「名前」は、キャプテン・ルーガ。
ガレリイの邪悪な意図のもと、よみがえりし彼女の歩む道は…？
どちらかというと、「グラマー美人（笑）」のイメージで書いています。
ちちがでかいことにしたのは、「母親」の象徴として。
（それは、「子ども」としてのエルレーンとの対比でもあります）
ちなみに、ここに出てくる「黄竜石」とは、「琥珀」の意味です。