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あしゅらとブロッケンの「お悩み相談室」!


相談20:
裏山に何か落ちてきたんで、とりあえず見に行ってみたら、円盤付きのロボットと宇宙人でした。
ウチの上司が喜んで拾って持って帰ってきて、
両方とも自分のモノだと所有権を主張していますが、大丈夫でしょうか?
(「宇宙○学研究所所員」さん)


あしゅら:ふむ、遺失物法違反だな。法律違反だとその所長にいってやれ
ブロッケン:早ッ!!
あしゅら:ちなみに、遺失物法は2006年に改変されたぞ。要チェックだ
ブロッケン:し、しかし…こんなものを交番に持ち込まれても困ると思うのだが、警官も
あしゅら:何を言っているのだ!発見してから7日以内に届出しないと、半年たった後にもらえなくなるぞ!
ブロッケン:…お前、こんなもの一般人がもらえると思ってるのか
あしゅら:ん?
ブロッケン:宇宙人だぞ、宇宙人。おまけにUFO…
どう考えてもX-FILEの管轄だろうが
あしゅら:そうかしらモルダー、宇宙人などこの世に存在するはずがないわ
ブロッケン:何を言っているんだスカリー、これが地球のものに見えるかい…って、アホか
あしゅら:しかしモルダー、あいつらは日本まで出張してきてくれるだろうか
ブロッケン:いいかげんやめれ、それ
あしゅら:なら、日本の公権力に任しとけばいいんじゃないか
ブロッケン:…というか、お前普通これは「落とし物」じゃないだろう
あしゅら:ん?
ブロッケン:これは世界的な問題を起こすかもしれんのだぞ、一般人ごときが抱えきれる問題ではない
あしゅら:?
ブロッケン:いいか、現段階において、地球人とまともなコンタクトをとれるかもしれん宇宙人の存在は確認されておらんのだぞ
あしゅら:はあ
ブロッケン:しかし、不時着したUFO・宇宙人が現れたとなれば、新たなる交流・もしくは脅威として迎えねばならん。
これは地球にとって絶好の機会だ
あしゅら:そうかしらモルダー
ブロッケン:しつこい。
ボイジャー計画のゴールデンレコードを知らんのか。
ボイジャーがぐるぐるしている間にどっかの知的生命体がこれに気づいてくれないかなーとかいって、
55もの言語で「こんにちは、いつかお会いできたらいいですね?」とかのせているにもかかわらず
いまだ返答なしなんだぞ
あしゅら:へーえ
ブロッケン:だから、この「上司」とやらはこのことを即刻国家に報告せねばならん。
自分のモノにして隠しておる場合ではない
あしゅら:マスコミに知らせてやればよかろうに。
そうすればすべての国民が宇宙人の存在を知ることができるぞ
ブロッケン:馬鹿者。「宇宙人」などというわけのわからないものの存在を知れば、普通の者は恐怖する。
猜疑心と恐怖感が先に来てしまえば、パニックになる
あしゅら:そうか?
ブロッケン:そうだ。実際、オーソン・ウェルズがジョーク放送で「宇宙人が来た」とやった時、大パニックが起きてしまった。
エクアドルでは殺人事件に発展したとか
あしゅら:…そうだな。わからないものは怖い、だから壊す…か
ブロッケン:と、いうわけで、「宇宙○学研究所所員」よ。とっとと上司に直談版だ
あしゅら:しかしこの上司、聞き入れてくれそうもないな
ブロッケン:ああ。何てったって、得体の知れないUFOつきの男をいきなり「自分のモノ」だからな
あしゅら:頭のねじが数本飛んでおるのだろう
ブロッケン:だが、そういう上司であればこそ…「宇宙○学研究所所員」がホイッスラー(密告者)にならねば
あしゅら:これは勇気がいるな…
ブロッケン:そうだ。だが、誰かがやらねばならないこともある
あしゅら:自分の人生を棒に振るかもしれなくとも、か?
たとえばこの話(ここのリンクから第一話が読めます)…ホイッスラーとなったものは、危うく殺されそうになったではないか
ブロッケン:それを選ぶか選ばぬかは、「宇宙○学研究所所員」次第だ
あしゅら:…。
ブロッケン:人生は、結局…自分の選んだ選択肢によって積み重ねられていくもの。
お前がどう生きたいか、それをよく考えろ!以上!

あしゅら:…いいことを言うな、ブロッケン
ブロッケン:ふん、おだてても何も出んぞ
あしゅら:だけどもモルダー、いいこと、宇宙人なんてこの世にはいないんですからね
ブロッケン:何を言うんだいスカリー、じゃあ「宇宙○学研究所所員」の言うことは何なんだ?
彼がうそをついているとでも言うのかい

あしゅら:そうよきっと彼は夢でも見ていたのよ、彼のボスが宇宙人を拾ってきただなんて…
ブロッケン:もうよそうあしゅら、なんだか妙にはまってしまいそうだ
あしゅら:ええそうねモルダー、「The Truth is out there(真実はそこに)」よ!