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「ゲッターロボと私。」
第三十一話 危機!ハヤトよ立ち上がれ |
☆三行あらすじ紹介 |
○ゲッター線貯蔵庫で爆発事故!被災した所員を助けようとしたハヤトは、軽い怪我を負います。 ○だが、彼の容態は見る見るうちに悪化…なんと、ゲッター線は、地下のウラン鉱脈からの影響で、有害な物に変化していたのだ! ○それを知った恐竜帝国は、ウランスパークを搭載したヤバを出撃させる!しかし、命がけのハヤトの戦いで、何とか撃退することに成功した…! |
☆ゆどうふ感想 |
○ムサシ「しかしリョウよう…恐竜帝国のやつらも、 まさかこんな山の中にゲッター線の貯蔵庫があるなんて思わねえだろうなあ」 驚くほどに説明的なセリフですね、ムサシさん。 ○地下で爆発!ゲッターチーム、慌てて貯蔵庫に向かおうとします… 何もない壁の前に立ち、柱にかけてある鹿の首の剥製、その角をひくと、なんとそこには入り口が! …って、他に何にもないところに鹿の首の剥製…逆に怪しいです、それ。 ○そのころ、貯蔵庫爆発事件現場では…貯蔵庫のタンクが燃え盛る様を、ボケーッと見ている所員が二人。 とっとと消せよ。っていうか動けよ、お前ら。 ○基盤が故障し、電流がほとばしる状態になってしまったスイッチ… その強烈な痛みに苦しみつつも、リョウが必死でそのレバーを握り、スイッチをオフにした! …ちなみに、電流が人間の体に流れると筋肉が硬直しますので、普通人間はぴくりとも動けなくなります、普通は。 ○放射能がゲッター線の性質を変える…そして、その放射能はハ虫人には無害。 だが、そのハ虫人の宿敵・ゲッター線は、人間にとっては無公害エネルギー… 何の和解の芽も生まれそうにない残酷な現実。ああ、何たる皮肉… ○放射能作戦(恥ずかしいくらいストレート)…必殺武器・ウランスパークを搭載した メカザウルス・ヤバの出撃! しかし、このウランスパーク…どうして地盤が溶かせるんでせうね。不思議。 ○メカザウルス急襲の報告を受ける早乙女博士! 懐中時計に向かって指示を飛ばしています。 ○メカザウルス・ヤバとの死闘…ハヤトが放射線障害に苦しみながらも、それでも闘志を失わず戦い続ける! その最後、とうとう勝利をおさめるゲッターチーム! リョウ「ハヤト、やったぞ!」 その言葉を聞き、ニヤリ…と微笑って再び意識を失うハヤトさん。不必要なまでにキザです。 ○そして、戦い終わり、ハヤトの命も中和光線で助かって…皆で眺めるのは、美しい夕暮れ。 ハヤト「美しい…生きている喜びを、しみじみ感じさせてくれる美しい夕日だぜ」 死線を超えてきたハヤトさん…もはやキザを通り越して、老成の域にまで達しちゃいました。 |
第三十二話 恐怖!赤い霧の罠 |
☆三行あらすじ紹介 |
○前回の教訓から、ウラン液による攻撃を開始する恐竜帝国。それを浴びたリョウとムサシは昏倒…が、何故かハヤトは無事…?! ○それというのも、治療の際に浴びていた中和光線のため。さっそく早乙女研究所は、その技術を応用して中和液を作り、街を救う。 ○しかし、さらなる中和液を恐竜帝国も開発!それを浴びたリョウたちだったが、海水が特効薬であることを偶然発見、見事逆転勝ちに成功! |
☆ゆどうふ感想 |
○さて、今回も作戦を練ろうとしていた恐竜帝国。 ところがいきなりバット将軍が病気で戦線離脱。 …もう引退しろ、おっさん(涙) ○身体の弱いバット将軍はさておいて(笑) 一方のゲッターチームはと言うと…ムサシと文次が小競り合い。 阿呆な口ゲンカをかますお二人でありましたが、ミチルから呼び出しがかかるや否や ムサシさん、思いっきり捨てゼリフを言うだけ言ってばっくれやがります。 なかなかいい根性をしている…と思いましたが、その後の会話↓ ハヤト「ムサシ、お前なかなかかっこよかったぜ」 ムサシ「ちぇッ、イヤな役はみんなオイラに押し付けて!」 …自分の嫌いな文次に攻撃するのにムサシを使う、 そんなハヤトとリョウのほうがもっといい根性をしていました。 ○ウラン液を浴びて昏倒のリョウとムサシ…前回浴びた中和光線(二ヶ月有効)のおかげで、ハヤトだけは無事でした。 で、絶対ありえないスーパーバイクアクションで、崖から落ちかけたリョウたちを助けます。 ○中和光線を照射され、目覚めたリョウたち… 気がついたムサシ、気持ちよさそうに伸びをして、 ムサシ「あ〜よく寝たなぁ、もう朝かな」 ムサシ「あれぇ?みんなこんな朝早くからどうしたんです?」 この野郎、ナイスキャラめッ!! ○ゲッター線→ハ虫人には有害。 で、そのゲッター線を変化させるウラン→ハ虫人には無害だけれど、人間には有害。 で、ウラン液の中和液→ハ虫人には有害。 そんで、そのウラン液中和液中和液は→人間には有害。 前話でもそうでしたが、本当に相容れないんですね、人間とハ虫人って。 ○で、ウラン液中和液中和液(これ、真っ白な雪となって地上に降ってくるんです。 それが地面などに当たると、真っ赤な霧になるってわけ…なかなかキレイな演出でしたが)の毒ガスを喰らって海に落下。 あわや、というところでしたが、何と海水が中和液を無毒化してくれた! ○復活のゲッター…メカザウルスはずたずたにされる。 キャプテン・ゼオラがしかりつけ、再び戦いに舞い戻ろうとするにもかかわらず…命を惜しみ、逃げ帰ろうとする恐竜兵士、。 恐竜帝国で冷遇されている一族である地竜族の彼は、作戦が失敗したら二度と生きて恐竜帝国に戻らぬつもりだったにもかかわらず… だが、恐竜兵士は吐き捨てるかのようにこう言ったのだ! 恐竜兵士「俺は地竜族ではない、お前と心中なんてごめんだ!」 ――。 キャプテン・ゼオラ、ただただ…哀れ。 ○てなわけで見事メカザウルスも撃破出来ましたが、今回は兵器開発合戦みたいな趣があってなかなか興味深かったですね。 |
第三十三話 果てしなき大空に誓う |
☆三行あらすじ紹介 |
○恐竜ジェット機の特攻で、早乙女研究所のバリア装置が破壊されてしまう!リョウは、命令に従わずチームワークを乱したハヤトに怒りを感じる。 ○そして、二人の鬱屈した思いは、とうとう決闘に発展してしまう!やたらと危ない岩場でどつきあう二人。 ○しかし、そこに襲ってきたメカザウルス・ガル!再び心を合わせ戦う二人…戦いが終われば、彼らの溝もいつの間にか埋まっていたのでした。 |
☆ゆどうふ感想 |
○今度の恐竜帝国の作戦は…なんと、「特攻」。 後ろに流れている軍歌らしきBGMも気になるが、私はむしろ ガレリイ長官が異様に詳細な早乙女研究所内部の地図を持っていた事のほうが気にかかりました。 また内通者がいるんじゃねえか、早乙女研究所… ○ハヤト「こんなもの俺一人で片付けられるぜ!」 とかいいつつ、リョウの合体命令を無視するハヤト! まるで彼がわがままで自信過剰に思われる本章での彼なんですが、実は彼は… 「敵は分散して四方から来る」とも言っているのです(そして実際そのとおりだった!) それならば、合体して(一機だけとなって)、群れてやってくる恐竜ジェット機を倒そうとするよりは、 ハヤトの言うように、ゲットマシン形態となり、三機で各個撃破していったほうが効率はいいでせう。 ですが、はっきり言って、今回の戦闘では一番よかったのは とっとと研究所にバリアを張る という作戦を取ることだったのです。 それでいうなら、これは早乙女博士のミスだといえます。 そして、リョウの戦略は明らかに見当違いだったとしか言いようがありません (特に、対恐竜ジェット機戦なのですから、ゲットマシンに比べ機動力に劣るゲッターロボ形態で戦うのは無意味です)。 と、いうわけで、実はこの対立…理は圧倒的にハヤトのほうにあるのです。 ○で、超険悪になったリョウとハヤト。岩場(研究所の近くにこんなところあったんすね)にて対決…! リョウ「ゲッターチームのリーダーは俺だ!リーダーの命令には従うんだ!」 ハヤト「今日はやけにリーダー風を吹かすじゃねえかよ…え、リョウさんよ!」 ききき、来たーーーーーーーーーーーーーー伝説のセリフ(笑)!! ○とっくみあいになり、崖から落ちるリョウ(しかも背中から!)!普通死んでます! ○数十mほどの急斜面をもみ合いながら転がり落ちる二人!普通大怪我です! ○メカザウルス襲来!で、とりあえずリョウとハヤトの殺仕合(笑)は一旦お預け! ナイスタイミングだねメカザウルス・ガル! ○追い詰められたキャプテン・マグマ、とうとう苦渋の決断をします。 キャプテン・マグマ「くそう!こうなったらスーパーウラニウム爆弾の時限装置を入れるしかない!」 テレビの前のちびっ子に親切なお方だよ、キャプテン・マグマ〜!! ○戦い終わって、夕焼けの早乙女研究所… ハヤト「お前は立派なリーダーだよ!」 ハヤトの言葉に、破顔一笑のリョウ…そして、 ハヤト「よせよリョウ、俺のほうがよっぽど涙もろいんだからな…!」 雨降って地固まる。 ここで、お前らもう一人のチームメンバーのこと忘れちゃいませんかってんだとかいう 突っ込みはしないのが立派な大人です。 |
第三十四話 女竜戦士ユンケの涙 |
☆三行あらすじ紹介 |
○とうとうゴールを見限って(笑)、自分の子飼いの部下・女竜戦士ユンケを投入する大魔神ユラー。彼女は、リョウをターゲットとして選びます。 ○彼女にうまいことだまくらかされたリョウ、何と自らの手でゲッターナバロン砲を破壊してしまいます!そして、ムサシが怒りの鉄拳(笑) ○正体を暴かれたユンケは、自ら勝負をゲッターに挑む!しかし、苦境に陥ったゲッターを助けたのも、また彼女だった…メカザウルス・アローに串刺しにされた「裏切り者」・女竜戦士ユンケは…ゆっくりと、溶岩の海へと沈んでいったのだった。 |
☆ゆどうふ感想 |
○ついに登場、ゲッターナバロン砲! だが、当然のことながらその威力を恐れ、ナバロン砲の破壊を狙う恐竜帝国…だが、嗚呼、何たるちやサンタルチア(笑) もはやゴール様はその役目を与えられもしません(笑) その任務を受けたのは、大魔神ユラーの子飼いの部下、女竜戦士ユンケ! ご、ゴール様…せ、せつねええええええええええ!! ○人間に姿を変えたユンケ…笛を吹くことによって己のメカザウルス・ウビを呼び出すことができます…なんか、リリカル。 ○召集を受けたリョウを呼びに来たハヤトとムサシ… めずらしいことに、この章ではムサシちゃん、ハヤトの後ろに乗せてもらえてます(笑) (普段の例:参照:十八話) ○ウビがバリバリ研究所を襲います。で、「こいつに手柄を取られてなるものか」のゴール様、とうとう言っちゃいました言ってはいけないことを… 帝王ゴール「ゲッターロボ、何故出てこない! ゲッターロボ、出て戦ってくれ!」 ……(T△T;;) ○リョウが助けた少女の「名前」は、ジュン…彼女のその「名前」こそ、リョウの亡くした妹の「名前」! そして、彼女は…目の前で死んでしまったその妹と瓜二つだったのだ! (…でも、ものごっつい年の差があるような気がします) ○任務をほっぽらかし、ジュンの家で彼女の介護までする困ったリーダー・流竜馬。 リーダー風吹かせてる場合じゃありません、あんたちょっと危ういですリーダーとして(前話は何だったんだ)! ○ジュン(ユンケ)の策略にはまり、「音楽鑑賞」と称して催眠を受けるリョウ… ものすごい不思議なんですが、このシーン…リョウが「すごい設備だ」と驚くほど立派な音響設備があるにもかかわらず(すごいスピーカーももちろんある)、 どうしてリョウはヘッドホンで音楽を聞かされているんでせう?? 不審だと思わなかったのか、流竜馬?! ○と、いうわけで、最強最高ゲッターナバロン砲…ゲッターチームリーダー・流竜馬さんがお壊しになりました(爆) その時の衝撃で、所員がバラバラナバロン砲から落ちてってます多分怪我必死(労災大丈夫?!)。 ○本人は「?」状態でも、さすがにまわりがおかしいと気づきはじめました。 そして、リョウの後をつけ、ジュンの屋敷を発見…催眠を再び受けている現場に踏み込む仲間たち! ジュンは慌てて駆け出し、その場から逃げさろうとします… が、それを見たリョウさんの一言: リョウ「ジュン、立てるようになったのか!」 ムサシ「…何処までおめでたいんだお前はッ!!」 …本当に(笑) ○ウビとの戦い!その中で、ゲッターロボは溶岩の中に落とされてしまう… しかし、沈みゆくゲッターロボを助けたのは…ユンケその人だった! 怒り狂うユラー。粛清のため放たれたメカザウルス・アローの攻撃を胸に受け…女竜戦士は、自ら溶岩の中に落ちていった… ユンケ「リョウさん…」 ○ミチル「…何故、ユンケは…ゲッターロボを助けたのかしら…?」 早乙女博士「…『ゲッターロボ』を助けたんではなく…『リョウ君』を助けたんだよ…」 ユンケの残像が、夕焼けの浅間山に消えていく… リョウの網膜に、消えない跡を残して。 |
第三十五話 ムサシ!男はつらい! |
☆三行あらすじ紹介 |
○さて、母親・タケにちょっと誤解を与えそうな手紙を出した今回のムサシちゃん。案の定お母さん勘違い、「彼女」のミチルに会いに行こうとします。 ○一方の恐竜帝国は、メカザウルス・ザリで関東大地震を起こそうと画策中。地道に海底火山を噴火させていきます。 ○それを阻止しようと喰い下がるゲッターロボ、しかし…あわや最後か、とおもわれた瞬間、強烈な爆発!何と、文次がナバロン砲でメカザウルス・ザリを撃墜したのだった…! |
☆ゆどうふ感想 |
研究所のみんなでとった記念写真。こともあろうに、ムサシちゃん…その写真を加工して母親に送りやがりました(笑) ムサシ「我ながらなかなかハンサムに撮れてる」としばしうっとり写真を眺め、 ムサシ「この際、関係ない人間には消えてもらって、と(ちょきちょき)…」などといいながら、早乙女博士の部分からカットしてミチルとのツーショット写真を偽造してます(笑) ところで、それを受け取ったママ・巴タケのほうなのですが…捏造されたツーショット写真を見てうれしそうにしています。 「ガールフレンドとの写真です」といってムサシが送ってきた写真を見ながら… タケ「ムサシの未来のお嫁さんに会ってこようかねえ」 …ま、ママ、「ガールフレンド」と「彼女」はえらい違いがあるような気がするんですが(笑) さて、一方の研究所ですが…早乙女博士、文次とジョーホーをナバロン砲の砲手にしようとしておりました。 何でも「適任者が君たちのほかいない」らしいのですが…博士、あなたの基準って何(笑)? で、文次にはあっさり拒絶されてしまいます。 では、恐竜帝国はこのころどうしていたかというと…5つの海底火山を爆発させ、関東大地震を起こすという壮大な作戦に着手しておりました! 結構目の付けどころがいいです。確かに、地震は敵方のライフラインやシステムを破壊できる上、一時的な防衛力をも奪えますからね。それに、余波としての津波の威力も大きいです。筆者、ちょっと感心しました。 ゲッターチームは、謎の海底火山噴火調査に向かいます。そこで彼らがみたのは…やはり、メカザウルス! しかし、今回のメカザウルス、メカザウルス・ザリを駆るキャプテン・ギランさんは冷静です。 目先のゲッターより、海底火山を噴火させるほうを優先。ちなみにそんな彼ですが、夢は「副将軍になること」だそうです(笑) 「ザ」のつくどっかのキャプテンとは違って、謙虚ですねえ。 ゲッターロボ、海戦モード・ゲッター3で海底を探査している最中、メカザウルス・ザリをついに発見! 逃がすまいと必死に追うムサシちゃんですが…なんと、それを阻んだのは、ゲッターをはるかに上回る巨躯の大タコ! か、関東の海、何かとんでもないものが異常発生してますよーっ?! (まさかゲッター線のせいじゃないだろうな(笑)) タコも撃退し、ザリを追い詰めるゲッターチーム…ザリはそれをあしらい、隙をみて海底火山を噴火させようと狙う! そして、ムサシの隙をつき、海底火山に光線を撃つ…! だがその時、突如大爆発したのは、そのメカザウルス・ザリのほうだった! 文次がジョーホーの説得に答え、ナバロン砲をつかったのだ! ジョーホーの「義をみてせざるは勇無きなり」という言葉に心動かされたようです。ジョーホー、意外とゲッターチームに貢献してます。 そして関東大地震も未然に防ぎ、ムサシの母・タケも無事に到着し…ムサシは文次に礼を述べます。 …が、なぜか今日のヒーロー文次さんはご機嫌斜め。 それというのも、やはりムサシちゃんの作った偽造写真が原因でした(笑) ママがミチルをムサシの彼女と勘違いしたままそれを見せちゃったらしく、どえらくおかんむり…で、言い訳聞く耳も持たず、 ムサシちゃんは文次君に追いまわされるのでした。 …以上、人間、小手先の小細工はしないほうがよい、というお話でした(笑) |