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その他いろいろ、三国志のイカシタやつら!


さて、司馬懿仲達・夏候惇元譲・周瑜公瑾・諸葛亮孔明と
お気に入り四人をまとめて来たわけですが、
三国志にはまだまだまだまだイカシタ奴らがいます!
ほんのちょっとですが、そんな彼らをご紹介。
歴史の教科書じゃ名前も出てこない彼らだけれど、その有様はカッコイイねまったく!


【魏】の国よりコンニチワ♪(お殿様は曹操(そうそう)・曹丕(そうひ)様などです!)

張遼(ちょうりょう) 〜合肥の守護神〜
呂布に仕えていたこともある。だがその呂布ともども曹操につかまった際、曹操に向かって臆面もなく命乞いする呂布に向かって、
「見苦しいぞ!死ぬときは死ねいッ!」といいはなった猛将。
劉備と関羽のはたらきによって魏に下り、その後曹操の強力な部下の一人となる。
合肥(がっぴ)の守護として働いた際には、たった800の兵で10万の呉軍を撃破、孫権を捕らえる一歩手前まで追い詰めた。
そんなわけで呉の子供達は「張遼がくるぞ!」といわれるとどんなに泣いていてもぴたりと泣き止むほどでございました。

徐晃(じょこう) 〜「それはそれ、これはこれ!」〜
彼も降将。ハン城での関羽との戦いで(お互い知った仲だったので)一度近寄ってお話などをしておきながら
部下に向かって「関羽を倒した奴には黄金を千金くれてやるぜー!」といい彼を驚かせる。
ビックリ仰天の彼に向かって徐晃君一言。
「これは天下の一大事だ!個人的なことでおろそかにはできんのよ!!」
…カッコイイ。…だがそれなら何故最初にトークしにいったんだ。わからぬ。

カク(かく) 〜世渡り上手のバチ当たり〜
なんと彼はこの三国志時代においてまさにうまいこと世渡りをしている。
しかもその処世術のさえやすごい。沈みかかった船から逃げるねずみのように脱出もすばやい。
その上その策は臨機応変で軍師として重用された。
それなのに正史ではあんまりよくかかれていないのだわ。

程イク(立)(ていいく) 〜巨大な太陽を捧げ持つ智謀の軍師〜
若いころ、山のてっぺんで太陽を捧げ持つ夢をよく見たそうだ。
それをお殿様曹操に言うと、「お前は私を支えてくれるというのだな」といって本名の「程立」の「立」に
「日」を加えて「程イク」と改名させられた。
その夢のとおり彼は時には細やかに、時には大胆な献策を持って太陽を支えつづけることになる。
嫌われ者の自分の立場をよく知っていたらしく、とっとと引退しているのもポイント高い。

【蜀】の国からおはよう朝日です!(お殿様は劉備(りゅうび)・劉禅(りゅうぜん)様です!)

趙雲(ちょううん) 〜全身肝なり 単騎駆け!〜
劉備が民衆を連れて敗走をしていたとき、後継ぎ息子阿斗(あと。劉禅の幼名)と家族が行方不明に。
すると彼はただ一人曹操軍の中を突っ切り阿斗とその母親を見つけ、阿斗を胸当ての下にかくまい
荒れ狂う曹操軍を切り殺し血路を開き生還したというすごい人。
なのにその阿斗を地面にたたきつけて「子供はいつでも作れるけどお前を失うことはできん」といった劉備様はどうでしょう…^−^;

黄忠(こうちゅう) 〜行け!ハイパーじっちゃん黄忠殿〜
なんと60歳前後にして関羽と戦い、堂々の結果を残している。
またその弓やの腕たるや恐ろしく正確であったそうな。
「ジジイ」あつかいされるとちゅどーん!と爆発し同じじっちゃん将軍の厳顔(げんがん)と手柄を上げる。
関羽や張飛、趙雲と同じ五虎大将の一人でもあるんだぜ!!

魏延(ぎえん) 〜上司に嫌われたがために…〜
初対面の人に、「こいつの頭見てください。これは『反骨の相』といって裏切りをおこす相なのです」といわれたら、あなたはどうする。
たしかにプライドが高く、嫌われ者であったが戦においては大変な実力者だった彼。
上司に嫌われてしまったがため、演義ではぼろくその扱いです。私は好きだけどなぁ…
ちなみに上司は「諸葛亮孔明」といいます^−^;

ホウ統(ほうとう) 〜飛び立たぬ鳳凰の雛鳥よ 彼の死が蜀に暗雲呼ぶ〜
伏龍は諸葛亮孔明、鳳雛は彼、ホウ統。ちょっとお顔がブサイクだったために孫権には嫌われる。
赤壁の戦いでは曹操に「船をつなげば船酔いはなくなりますよ」と入れ知恵した(もちろん周瑜に頼まれて、だ)、影の功労者。
そのほかさまざまなところで影となりひなたとなり蜀を助ける。
が、かなしいかな、夭折してしまった。そのため知略による支配は諸葛亮のみにかかることになり、それが荊州の悲劇を生む。

【呉】の国の現場、東海○さーん!(お殿様は孫堅(そんけん)・孫策(そんさく)・孫権(そんけん)様です!)

魯粛(ろしゅく) 〜正史の彼を見てあげよう〜
演義と正史でとんでもなくキャラクターの違う人。
演義では、孔明にいぢめられ、年下の上司周瑜にどなられ、関羽にひきずりまわされといいとこなし。
しかし正史の彼は実にシブイ。名家の出身でもある。
この際だから、正史の彼を見てあげるキャンペーンをはってはどうだろうか。

呂蒙(りょもう) 〜文武両道への三十路デビュー〜
この人は若いころは勇敢さで有名であった。しかし孫権に説教されいきなり読書家に。
なんと短期間に学者もビックリの量を読破し、魯粛をおどろかせる。
学生さんなら、見習いたい点ですね。
しかし演義では関羽にたたられて体中の穴から血を吹いて死ぬというひでえ有様にTT。

太史慈(たいしじ) 〜亡き主君の弟に仕える、勇気あふれるたけき武将〜
孫権の兄、孫策と一騎打ちをして感服し、部下となる。
その際「敗残兵をまとめて戻ってくる」と言い残し消えてしまうが、その後きちんと戻ってきた。
ごらんの通り、義にアツイいい奴でござる。
その孫策の死後は孫権につかえ、彼の大きな力となったのでした。

諸葛瑾(しょかつきん) 〜弟は弟、オレはオレ!〜
諸葛亮孔明のお兄さん。その関係のせいか、よく「諸葛瑾は蜀に通じているのではないか」と
いやなうわさを流されたりしたが、お殿様孫権は「私と子瑜との間は他人の言葉でさかれるはずはない」と
強い信頼振りをみせる。エエ話やね。呉の国になくてはならないブレーンの一人。
ちなみに顔が長かったとの話。