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遊びをせんとや生まれけむ、ゲイムをせんとや生まれけむ。


時の彼方、あの遠い日 俺がかつていたあの時
闇の中に置き忘れて…
置き去りにされた心 過去を俺は求めていた
闇が終わり光の中に(It's end of the dark.)…


ポリスノーツ(プレイステーション・セガサターン版)
スペースコロニーを舞台に繰り広げられるアドベンチャー…
25年という長い間、ジョナサン・イングラムが宇宙を漂っていたその間に
世界は変わり、友も変わり、そして最愛の人も変わった。
打ちのめされ、失った過去にすがりつき、地球でネゴシエーターとして生きる彼のもとにやってきたのは…
かつて愛した女性、ロレイン・北条。
彼女の謎めいた依頼、そして目の前で彼女を失った彼…
そこから始まる物語、それはスペースコロニー・ビヨンドコーストを揺るがす大事件へと変わっていくのであった…

このゲームは、私が高校時代異様にはまっていたゲームです。
どれくらいはまっていたかというと、
「内容ほとんどプレイステーション版といっしょで変わらないのに、
オマケ(ミニブック)がついている・ちょっとイベント増えているというだけで
セガサターン版を買った(しかも、初版限定のやつで高かった)」
くらいはまっていました。
このゲームから私はいろいろなことを学んだと思います。
今回はそんなポリスノーツから、名ゼリフをこころもち。

ポリスノーツ名ゼリフ集
「くそッ!なんてこった!後三年だぞ?!」
親友、エド・ブラウンのセリフ。
かつての親友が持ち込んできた厄介事…あとたった三年、無事にお勤めするだけで定年退職を迎える彼は
(種々の事件もあって)事なかれ主義に染まり、すっかり無気力になっていた。
しかし、彼は親友ジョナサンの言葉に心動かされ、彼に助力することを決意する…
その時、ふっきろうとするかのように言うのがこのセリフ。
守りたいものを犠牲にするかもしれないとわかっていても、友を助けるために…

「俺ならいつも青にする」
トニー・レッドウッドのセリフ。
爆弾解体のプロである彼は、ジョナサンとエドに
「もしこの爆弾を俺が造ったとしたら、赤と青、どっち(の線を)切れば助かると思うか?」と聞く。
「『レッドウッド』の…『赤<レッド>』」とエドが答えますが…
「ドカーン…はずれだ。コロニーに大穴が開いたぞ?…答えは、青だ」といわれ、
さらに言われるセリフです。
何がムカツクかといえば、ゲームが進むにつれ
実際に彼が作った爆弾を解体しなきゃならないシーンが出てくるのですが、
最後の最後、赤と青どっちかの線を切らなきゃならないところで
この言葉を信じて青を切るとえらい事になることです(怒)
トニーッッ!!貴様を信じたピュアでナイーブな俺がアホだったわいなあっ!

「…俺は、人生を恨むよ」
エド・ブラウンのセリフ。
BCCHのセクシー院長、クリス・ゴドウィンの部屋にて。
マスキートという採血用のメカが逃げてしまい、それをつかまえようとするジョナサンだが…
まあこのマスキートがクリスにたかっちまうわけで(笑)
セクシー院長のセクシー太ももとかに。
で、エドとジョナサンは争ってそれをつかまえようとするんですが、
エドは「俺の役目だッ!」とジョナサンに押し切られてしまいます。
そして、このセリフ。
オイシイ思いが出来なかったからといって恨まれちゃあ、人生もたまらんわい(笑)

「前からいいたかったことがあるんだ。俺…ハンバーガーより好きなものがあるんだ。
…メリル、君だよ。
…土の、香りがする」

風紀課刑事、デイブ・フォレストの末期のセリフ。
彼はこの事件で殉職してしまった刑事です
(他にも、ビクトル・ユルゲンスという鑑識課のじいさんが殉職しています)。
彼はレッドウッドに撃たれ、死んでしまうその直前に…
同僚であるメリル・シルバーバーグに自分の思いを打ち明けます。
最期の時になって、ようやく。
宇宙生まれ宇宙育ちの彼にとって、地球の香りを持つ…土の香りを持つ彼女は
憧れの対象でもあったのでせう…彼が地球に憧れるのと同じように。

「…救世主、サルバトーラ気取りだな、サルバトーレ!」
ジョナサン・イングラムが、かつての仲間、そして今は敵となった
ポリスノーツメンバーのサルバトーレ・トスカニーニに言うセリフです。
サルバトーレは権力者であるトクガワについているのですが、
彼自身、心のどこかでトクガワの悪行…臓器の密売や、それに伴う麻薬、NARC販売…を
「悪行」だとはっきり認識していながら、それでもそれを
「宇宙時代には必要なことだ」と言っています。
その態度こそが、ジョナサンがこのセリフで糾弾するもの…
いくら正義を装っても、それは誤っている、と。
同じくポリスノーツのゲイツ・ベッカーほどに己の信念も持たず、
サダオキ・トクガワほどに悪に徹せるわけでもない…
それでいて「正義」と居直る、「小悪党」的なサルバトーレの態度が。

ジョナサン「これに人が乗ったことがあるのか?!」
エド「…これから、俺たちが乗るのさ!」

月からビヨンドへ、荷物運搬用のマスドライバーで帰ろうと言い出したエド。そのときの会話です。
…つまり、「クソ度胸」って奴です(笑)

「法では俺たちを裁けないぜ。ここでは、トクガワが法なんだ!」
トニー・レッドウッドのセリフ。
自分の母親、クリスを撃ち殺した彼がジョナサンに向かって言い放つ…
このビヨンドコーストでは、自分たちを裁くものは何もない、すなわち一企業であるトクガワの権力が
それほど強いということ…しかも、警察機構も取り込んで。
レッドウッドはその権力機構、AP隊に組み込まれ…彼らの手足となって人を殺しています。
冷酷なセリフですが、それゆえにそれだけジョナサンが立ち向かう「トクガワ」というモノの強大さが
はっきりと感じられ、凄みのある言葉だと思います。

エド「ジョナサンッ…!…俺たちは、いい相棒(パートナー)だったよなあっ?!」
ジョナサン「ああ!…最高の、友達さ!!」

そして、事件は解決に向かい…ジョナサンは地球へ帰ることになります。
別れのシーン、登場口に向かうジョナサンに、エドが叫ぶ言葉…
25年の時を経て、再びコンビを組んだ二人。
その二人の活躍によって、ビヨンドコーストの腐敗は明るみに出された。
彼らの戦いは大きな未来を開いた…
かつて、彼らが「ポリスノーツ」として、このビヨンドコーストの「開拓者(NAUTS)」として、
宇宙の未来を切り開いたように。
彼らは再び、別れの時を迎える…けれどそれは、お互い希望に満ちあふれたものとして。
ジョナサンは、過去を過去として受け入れ、今、そして未来を生きる決意を。
エドは、過去のとらわれを断ち、今、そして未来を生きる勇気を。

「俺たちはいつも近くにいる…いつも、見守っている…」
ジョナサン・イングラムのセリフ…
この言葉が、地球とビヨンドの関係を、彼とビヨンドの友人たちとの関係を
一言のもとにあらわしています。

さあ、君もこんなかっこいいセリフ目白押しの
ポリスノーツをやってみないかっっ!!^−^
(特に、プレイステーション版は"The Best"で出ているので
とてもお買い得な値段で楽しめます!)