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TOP「先生!ゆどうふさんったら案外マニアックなんです!」遊びをせんとや生まれけむ、ゲイムをせんとや生まれけむ。車弁慶君の「パネルクイズアタック25」(1)


〜遊びをせんとや生まれけむ、ゲイムをせんとや生まれけむ。〜


パネルクイズアタック25(PS2)
あの本格的クイズ番組を忠実に再現!
君は最多のパネルを取り、栄光のイタリアヴェネツィア旅行を勝ち取れるか?!

ベンケイ「ああーーーもう!くやしいなあ!」
リョウ「どうした、ベンケイ?」
ベンケイ「だってさあー!悪役のあいつらがさあ、何でクイズ番組小説の主役なわけ?!
普通そーゆうのってさあ、主役の俺たちじゃねーの?!」
リョウ「…言うな、もう言うなベンケイ!余計に哀しくなってくるぞ!」

ベンケイ「けどさあー!俺、言っちゃうけど、結構クイズ得意なんだぜ?
『アタック25』とかすんげえ好きなのに!」
リョウ「…そこで、だ」
ベンケイ「ん?」
リョウ「俺がお前のために、中古ゲーム屋でこんなものを見つけてきたぞッ!!」



ベンケイ「…プレイステーション2用ゲーム…『パネルクイズアタック25』?!」
リョウ「そうだ!あの番組を忠実に再現したプレステゲームだぞ!」

ベンケイ「あっこれ出したのデジキューブかぁ、なんか懐かしいな」
リョウ「そうそう、一時コンビニにデジキューブの宣伝ビデオ流す販促台が置いてあったよな〜」
ベンケイ「今は無き…か」
リョウ「やめようベンケイ、ちょっとさびしい感じがする」
ベンケイ「そうだな…じゃ、さっそくやってみっか!」

リョウ「おっ、まずはキャラ作りかぁ」
ベンケイ「専用のカメラ?があれば、自分の写真を取り込むことができるらしいけど」
リョウ「まあ、とりあえずはつくってみりゃいいんじゃないか?」
ベンケイ「えっと、名前、誕生日、出身…職業。高校生だから、『学生』でいいんかなー」




リョウ「?!あっ、ちょっと待てベンケイ!」
ベンケイ「えっ?!な、何?!」
リョウ「こ、これ!」




ベンケイ「せ…『正義の味方』?!
職業欄に?!正義の味方〜〜〜〜?!」

リョウ「こりゃいいやベンケイ!これにしろよこれに!
だって俺たちゲッターチームだし、正義の味方といえなくもないし!」
ベンケイ「ま、まあ、そうだけどさあ…」

リョウ「で、次は?」
ベンケイ「キャラクターの容姿らしい」




リョウ「…」
ベンケイ「…」
リョウ「…似てなくも、ない…かな」
ベンケイ「いや、いくらなんでもそりゃ俺に対して失礼だろリョウ」

リョウ「で、これでキャラ完成かあ。やっとはじめられるな」
ベンケイ「よし、予選からやる…このチャレンジモードでやるぞ!」




リョウ「…あっ、児玉さん!CGなのに結構そっくり!」
ベンケイ「アナウンサーは沢木さんの時代なんだな」




リョウ「へえー、なんか本当の番組みたいだな、ベンケイ」
ベンケイ「お…?」



リョウ「え、えええー?!」
ベンケイ「は、はがき出すところからはじめるのかよ?!」
リョウ「し、しかもこいつよどみなく」
ベンケイ「
『職業 正義の味方』って書きやがったーッ!!」
リョウ「恥ずい!これはめちゃくちゃ恥ずかしいぞ!」
ベンケイ「俺だったら落とす!こんなわけわからん奴絶対落としてる!」



がちゃ                             パンパン

リョウ・ベンケイ「『パンパン』じゃねええええーーーーー!!」



ハヤト「ちなみにこのはがき応募、低確率だが落選イベントが起こりこの時点でゲームオーバーになることもあるそうだぜ!
それに加えて、このゲームソフト自体にも本物の『アタック25』への参加希望はがきが付属しているのも要チェックだ!」