1984   NHKラジオジャパン国際放送
2004/07/02 23:58:53  pdca   (参照数 116)
語学友の皆様、こんには。
私は毎日インターネットでNHKの国際放送のニュースを聞いている(イタリア語・フランス語)のですが、これについてこれまで私の日記の方に書いていたことを時系列でまとめて書きます。
ちょっと長いですが、ご勘弁を。


1.
NHKの国際放送であるラジオジャパンは、外国語でニュースを流しているが、それらがインターネット上で聞ける。
英語についてはNHKのラジオ第二放送でも毎日夜11時から放送している。
また、英語・アラビア語・スペイン語・中国語・韓国語・フランス語・ポルトガル語・ロシア語については、Daily Newsのページでニュース原稿も提供されているので、自分の理解度を確認できる。

気をつけなければならないのは、英語ニュースの原稿は日本人が作成しているようで、文法的な誤りや、こなれていない表現が散見される事と、アナウンサーも日本人なので、発音が正しくないケースがあることだ。過信は禁物である。(通訳学校の卒業生のインタビュー記事で、「ラジオジャパンの原稿を書いています」というのがあった)
イタリア語・フランス語については大丈夫なような感じがする。(私が間違いを発見できないだけかもしれないが)


2.
英語以外のニュースについて、ネイティブチェックは入っているのかとNHKに先週照会を出しました。
まだ返事は来ていませんが、NHK のサイトでフランス語ニュースのアナウンサーを募集していたので、ここにご報告します。
以下の内容です。

NHK World Radio Japan`s French Service is looking for French announcers with excellent command of English for part-time work.
The positions entail translation of news and features from English into French and reading them in French on the air.

Candidates for these positions should be living in or around Tokyo possess a proper visa and plan to be in Japan for more than two years from April 2003.

Candidates should have a strong interest in current affaires.

「英語の出来るフランス人。英語ニュースからフランス語への翻訳ができること」ということです。
前にも書きましたが、そもそもの英語ニュースに誤訳があることと、フランス人に英語の苦手な人が多い人が多いことから、ニュースの内容がもとのニュースから変わってしまう可能性はありますが、ネイティブだと言うことであれば、文法的/言い回し的にはこなれた表現になるのでしょう。
ということで、とりあえず安心。


3.
NHKから返事が来ました。
「お問合せいただきましたニュース原稿のネイティブチェックについてですが英語の場合は日本人が翻訳したものをネイティブがチェックし、その他の言語はネイティブが英語から各言語に翻訳しております」
ということだそうです。その割には今日も変な英語しゃべっていたが。

さらに、
「「オンラインに載せているニュース原稿の言語を増やしてほしい」旨のご要望は、編成担当へ伝え、今後の貴重な検討課題とさせていただきたいと思います」
ということです。
期待したいと思います。


4.
最近はフランス語のラジオジャパンのニュースのスクリプトを印刷して、電車の中で読んでいるのですが、どうも翻訳調のフランス語だと思うことが所々であります。

我々が翻訳された日本語を読む時にしっくりこないことがあるように、フランス人がフランス語訳しているからと言って、必ずしもフランス語らしいフランス語とは限らないことに思い至りました。

ネイティブが英語からフランス語に訳しているというNHKの説明に満足していたのですが、危ない危ない。
とりあえず、(こなれていないけれど)このレベルまで出来れば良いやという考えもあるかも知れませんが、変な癖がつかないようにするには、やはりフランス語オリジナルのものに接するのが良いのでしょうね。