☆さん、こんにちは。
> 日本語版は、『本書では約3ヶ月間で英語の基礎を固めることを目的にしている > ため、50の基本文を3ヶ月間で約1000回程度繰り返し練習することを要求 > します。』と書かれています。
けっこう言葉遣いが違っていますね。編集部で日本人の読者が好む文体に書き換えたのかもしれません。勉強法の原理(?)の部分もけっこう違います。それぞれの下に韓国語版の表現を書き添えてみますね。
> 1.英語は「習慣」である。「50の基本文」をまずチェック 英語は一次的には習慣である。
> 2.「習慣」にするには、まず「50の基本文」を暗記する 習慣を作るためには、まず暗記をせよ。
> 3.「習慣」は、反復練習なしにはできない 習慣は反復的な練習なしにはできない。
> 4.基礎的な習慣ができたら、応用に移る 基礎的な習慣ができたら、応用へと範囲を広げる。
> 5.英語を流暢に話すには、「瞬発力」が必要だ 英語が流暢になるには瞬発力が必要だ。
> 6.英語から自由になりたければ、自分で英文法の本を書く 英語から自由になるには自分で英文法の本を書け。
> 7.他の人に教えられない知識は知識ではない 他人に教えられない知識は知識ではない。
> 8.学んだら使ってみよう。英語で2時間講義してみよう 英語を学んだら使ってみよう。
> 9.英米の文化を知れば、英語がやさしくなる 英米の文化を知ると英語がやさしくなる。
原文そのままのところと、付け加わった部分とがありますね。まあ、大筋は同じようです。
> このうち、9の部分で「文化を知れば言語は理解しやすくなる」ということで、 > 洋画の繰り返し視聴をすすめています。これでは英語の映画が聞き取れるようには > ならないと批判している方は、もしかしたらこのあたりを誤解してらっしゃるの > かもしれませんね・笑
ああ、そうなのかもしれませんね。実は、先のキョボ文庫の書評に関する感想を書いたあと、☆さんがリンクされたアマゾンのページに書かれている書評を読んでみました。日本語の書評はいい点とまずい点を具体的に書いていて、なかなか優れていると思いました。点数のつけ方も具体的です。
で、見ると、書評に対して役に立ったかどうか、他の人がまた評価しているんですね。これはすごいアイデアです。そのためか、キョボ文庫の書評に比べて、アマゾンの読者書評は輝いて見えました。
> ところで、☆はこの本に書かれていた暗記方法と、英語を習慣とするということに > とても興味を持ちました。
この本で私が面白いと思ったのは、「英文法の森を見る」(28ページ)という考えです。そのために、読者に自分なりの英文法の本を書けと言っているのには驚きました。しかし、これは本当に役に立つ方法だと思います。この主張には、本居宣長の『うひ山ふみ』を髣髴とさせるものがあります。
> 幸い大学受験の経験があったためか、50の基本文に使われている単語や文法の部分で > ひっかかることは無く、ひととおり暗記できました。いまでは基本文を忘れないように > 毎日2回だけ暗誦しています。
いやあ、すばらしいことです。私が外郎売の科白を暗記してしまったときのことを思い出しました。☆さんはきっと英語の実力がぐんぐん伸びていくだろうと思います。
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