1327   Re^3:新入りです。どうぞよろしく。
2003/04/21 10:43:47  ijustat   (参照数 26)

Kotori様、こんにちは。

>韓国語で、日本語と似ている点はありますか?

ええ、韓国語は日本語とシンタックスがよく似ています。表面的には違う部分もありますが、根本的には同じだと思います。語彙も、漢字語の大部分は日本語と共通していて、外来語も英語からのものが大量に含まれている点で、日本語と似ています。固有語も、形態は全く違うのに意味の範囲が似た語が数多くあり、また、語源を同じくすると思われるものも少量ながらあります。ただし、固有語数詞で日本語と共通するものは一つもありません。

ああ、そうそう。このクラブには、氷雨さんという人が以前アップロードした韓国語入門があります。あれをぜひご覧になってください。

>きっかけは、インターネットのRPGで、クロアチアの大学生達と友達になったことです(^^;) いわゆるM.U.D.(Multi-User Dungeon)と称されるゲームで・・・そうそうディアブロとかウルティマ・オンラインも M.U.D.の一種です。

ゲームがきっかけなんですね。韓国にもゲームが好きで日本語を身に付けた人たちが結構いますが、そういう人たちは、かなり上手で自然な日本語を身につけるようになります。以前このクラブにもよく書き込みをされた ywindy8 さんも、とても日本語が上手でした。

>クロアチア語は、読んだままに発音すればいいというところが日本語に似ている!それぞれのアルファベットの発音の仕方をいったん覚えてしまえば、言葉を知らなくても音読できちゃいます。母音は基本的にa、e、i、o、uの五つだけというのも、日本人にはわかりやすいと思います。

母音の発音が簡単なんですね。ということは、地中海地方のヨーロッパ語は、どんどん母音が五つに集約されて行くようですね。ギリシャ語も5つだし(古典語はもっと多かった)、イタリア語もだんだん5つに近づいている。

そういえば、旧ユーゴスラビアの沿岸のアドリア海は、「紅の豚」の舞台になったところですよね。あの辺の人たちは、イタリア語も話すのでしょうか。

>文法についてはまだほとんど知らないんですが、私にとっては難しい!冠詞がないっていうのは嬉しいけれど、名詞、形容詞の格変化になると頭がこんがらがってきます。

印欧語族では、名詞と形容詞は抱き合わせで格変化をするから、初めのうちは面喰らうと思います。でも、慣れると理解の助けになります。文中に単語がバラバラに散っていても、どの形容詞がどの名詞の属性だということが分かりますから。

でも、本当に難しいのは動詞の変化です。動詞の七変化(へんげ)は、英語をヨーロッパ語の代表と思っていると、思いもよらない巨大な山となって私たちを圧倒して、あっというまに遭難させてしまいます。変化形だけで学んでいる時はともかく、実際のテキストを読むときに、本当に頭を悩ませます。自分が書いたり話したりするときは、もっと頭が痛いです。

でも、それでもうまくやれば、それほど苦労せずに身につけることはできるそうです。屈折の激しい言語を身につけるときには、文例をどんどん暗記するのがいちばんいい方法だと千野栄一が『外国語上達法』で言っているし、実際にそうだと私も思います。Kotoriさんが歌に興味があるというのは、その点で非常に強いですね。

>私が知り合ったクロアチア人は、皆とても人懐っこいです。M.U.D.の友達もそうですし、現実に大学などで出会ったボスニア人やクロアチア人も、本当に人懐こい。アメリカ人とは雰囲気がちょっと違うんです。これはお国柄なのかなぁ??いつか旅行に行って確かめてきたいと思います。

本当に、人柄はお国柄に大部分を左右されますよね。また、同じ日本人でも、アメリカに長年住んでいる人と、韓国に長年住んでいる人とでは、かなり性格に差が出て来ると思います。特に興味深いのは、約束したときの約束の実行度や断わり方などです。

私はアメリカに行ってみたことがないので、アメリカの人たちがどんな生活をしているのか実際にはほとんど何も知りません。テレビなどで断片的に見るだけですが、実際にそこで生活してみたら、かなり違うんでしょうね。