882   Re:韓国語は聴き取りと発音、どっちが難しい?(両方むずかしいのだけれど)
2002/01/26 20:38:04  ijustat   (参照数 16)
aisya96様、こんにちは。ijustatです。

>ネットカフェの韓国語教室で昨年9月から韓国語を習っています。
>1回なんと1000円、アトホームな雰囲気です。
>今まではもっぱら新聞などの読みとポップスを聞くのを独学でやっていましたので、実際の聴く話すの勉強は実質初めてです。
>それで、なんですけれども韓国語ってヒアリングと発音とどちらが難しいと思いますか。

私は昔、発音するよりも聞く方が難しかったです。発音するのは音声学の授業などで練習した発音を合成させれば何とかなるのですが、聞く方は、そうはいきませんでした。何よりも、どんな言葉が話されるのか予測がつかなかったのが、大きな理由でした。

>そりゃ両方難しいのですけれども、なんか発音の方が一段と難しい感じがするのです。
>ヒアリングは話しの流れが読めればまだいい。でも、発音って、会話の中で日本人の耳には同じようにしかきこえない音を区別して発音するのってすごくむずかしいです。単語を発音して一発で先生に通じることってないですね。韓国語教室だからいいけど、実際に韓国語でネイティブと会話する勇気って・・・ちょっとまだないですね。

韓国語教室の中で実際に韓国語でネイティブと会話する機会が得られればいいですね。そういうことについて、『おじさん、語学する』(塩田勉著、集英社新書)の第4章「一歩踏み込む外国語会話」に、語学力を中級の下から上級へと引き上げる方法について書いてあります。あるいは、韓国語のネイティブとの簡単なやり取りも難しいと思われるときは、第3章の「生の会話がやりたい!」が参考になります。

ああ、それと、外国語をうまく話すには、個々の発音も重要ですが、それ以上に重要なのが、リズムやイントネーションです。これがうまく出来れば、一段と通じやすくなります。日本人が韓国語を話すとき、韓国語としては脈絡なくトーンが上下します。これは日本語のアクセントの規則が韓国語を話すときに適用されるからですが、これは不自然です。

テープをよく聞きながら、個々の発音はさておいて、歌だと思って、その抑揚、リズム、強弱などに注意して、よく聞いてみてください。そして、そっくりに真似してみてください。はじめはぜんぜん出来ないのでショックでしょうが、それを何十回、何百回も繰り返せば、自然に出来るようになってきます。そうすることで、かなり自然な調子で韓国語が話せるようになると思います。

なお、この抑揚、リズム、強弱といったものは、“suprasegmental phoneme”というそうですが、私はこれこそがその言語の魂を伝える要素だと思います。