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◆ 告知disclose
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ようやく己の身の内に眠る、エルレーンの存在を知るリョウ…
それは彼にとって無上の喜びには違いありませんが、
同時に一抹の哀しさをも呼び起こします。

「己」の身の内、ということは…
自分自身は決して、彼女に合うことができないからです。

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◆ 「眠り姫」の御成り!
(困惑のリョウ〜
  エルレーン、登場!<Change El-raine, Switch-on!>)
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自分でつけてて「なめてる」と思った後半のサブタイトル(笑)
でも気に入ったからまた使うナリ。

「鏡」の章で出てきたバトルスーツは、このように日の目を見ました(笑)

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◆ 「眠り姫」の御成り!(「会議は踊る」)
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…いや、踊りませんけど(笑)

フォッカーはエルレーンに愛想良く対応していながらも、
ただぼけッと見とれていたわけではありません。
彼の指摘した、エルレーンの二つの面…その著しい差。
ベンケイたちにはまだはっきりと見えてはいない面を、
彼はこの時点ですでに指摘しています。

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◆ 「眠り姫」の御成り!
(ドウゾヨロシクオネガイシマス。〜
  彼女には存在しなかった、「未来」)
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いやあ、コンピュータはコピーアンドペーストができてラクチンだなあ(笑)

鉄ちゃんまた嫌な役…
悪いな、中盤あたりデッカク扱うから許してくれや(笑)
まあ、それはさておき。
ハヤトの口から、エルレーンの衝撃的な事実が明らかにされます。
それは、皆の哀れみを買うには十分すぎるほどに重い過去…
半年しかいのちがなかったという過去。
ですが、今のエルレーンは…リョウの身体を間借りしているとはいえ、
もはやそのような区切りを持ちません。
それ故、エルレーンには…「未来」があるのです。
彼女には、かつて存在しなかった「未来」が…

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◆ 再び、困惑のリョウ
 <Open-Get!...Change NAGARE Ryouma, Switch-on!>
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ふざけたサブタイトル、再び(笑)
一旦思いついたら、どうしても使いたくなっちゃって(笑)

前作(getter robot another story)では、
エルレーンが目覚めてやりたい放題(笑)やっていたとしても
それを知ってるのは早乙女研究所の「仲間」だけだし
彼らがみんなしてリョウに悟られないようにしていたため、
ぜんぜんリョウにとって彼女の覚醒は問題を生むものではなかったわけです
(頭痛があったり記憶が飛んだりしていても、
それは「病気」だと勘違いしていたため、特に精神的負担でもなかったわけです)。

でも、今は本人にバレてる上に、
自分のために買ったバトルスーツを着て出歩かれて大混乱(笑)
彼自身はただでさえ自分の「女性」の身体をさらすことを極端に嫌がっているのに、
自分の分身・エルレーンは過剰なまでなセクシー衣装で歩き回る…
それはそれはもう傷口に粗塩をごりごりすりこむようなモノです(笑)
それをエルレーンへの愛情ゆえに押し込めて我慢しようとするリョウ…

でも、それを露骨に要求する甲児たちにはさすがにキレちゃいました(笑)

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◆ Katze und Du(ねこのてちょう)
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エルレーンはねこ好きです…
以前のgetter robot another storyでも書きましたが。
この章自体は、全体的にほのぼのとした話なのですが
たった一つだけ残酷な事実があります。

彼女の宝物を(それと知らずとはいえ)捨ててしまったのは、
他でもない、彼女の最も大切な人だと言う事実。
心が通わないという事実。

ちなみに、ねこのかわいさを強調してはいますが
作者の私はハムスター(ドワーフ系)派でっす!!
ねこもかわいいから好きですが。

タイトル、ドイツ語のほうも日本語のほうも
ねこ関係雑誌のタイトルを取りました。

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◆ Let's have a meal.(タノシイオショクジ。)
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小説の中ではああ書きましたが、
道具を使わず、手で喰う地域だってたくさんあります。

ちなみに、この話で「プリン」を出したのは
エルレーンのイメージ作りで大きな影響を受けたテレビゲーム
「ワンダープロジェクトJ2」にちょっとだけ関連してます。
主人公のジョゼットはギジン(機械人間)なのですが、
プリンが大好物なんですよね…
で、プリン与えると超ゴキゲンになって、歌うわ踊るわ…
う〜ん、プリチィ。
そのことを思い出して書きました。

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◆ フクソウキテイ。
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漢字で書くと、「服装規定」です。
基本的にギャグですが、ちょっとだけシリアスな要素混ぜてあります。
それは、エルレーンが自分の過去…
ハ虫人を斬り殺したという血の記憶…を、
実に無邪気に、そのことに何の疑問も抱かずに語ることです。
彼女はそのこと…相手を殺したということ…よりむしろ、
返り血を浴びたために、リョウのお気に入りの服が汚れた→リョウが哀しんだ
ということのほうに意識がいってしまっています。
つまりそれは、リョウの服ほどの関心も価値もない、それほど軽い扱いで
エルレーンはゲッターチームの『敵』の命を見ているということです。
人が聞けば、ぞっとするほど冷酷で、ゆがんでいるように聞こえますが…

あと、セクハラ反対(笑)。

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◆ すれ違う心、通わぬ言葉
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「あいつは、笑ってるか?」
彼女の身体は、自分の身体そのもの。
彼女が語る言葉は、自分の身体が生み出すモノ。
だが、それを自分が聞くことはない。

それゆえに心はすれ違う。
それゆえに言葉は通わない。

だから彼はこう聞かざるをえない。
「あいつは、笑ってるか?」

リョウが痛いほど感じているのは、かつてエルレーンが…
リョウの中に取り込まれたエルレーンが感じていた落胆と絶望そのもの。

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◆ 「交換日記」
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りぼ○とかな○よしの付録に、よくついてたよね…交換日記ノート。
で、仲良しグループ同士でまわしてたな。
私はそういうのしたことなかったが。

この「交換日記」のなかで、リョウとエルレーンは
会話を交わしていくわけですが…
リョウは、今まで表には出してこなかった自分の感情、自分の思いを
彼女にストレートに告げるようになります。
自分の分身にあてて…
そして、それはエルレーンも同様です。

ちなみにこの「交換日記」も、ストーリーの進行と同時にちょいちょい
載せていきます。
内容は上記のとおり、リョウやエルレーンの心理描写がメインですが
スパロボα外伝のキャラについてもちょっと書くつもりです。


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