>ゆどうふさま、語学友のみなさん、ほんとうにお久しぶりです。無事に論文が通り、何とか大学院を卒業できることになりました。
お久しぶりです、ijustatさん! おお、論文が通過ですか!おめでたうございます^^ 今までがんばってこられた甲斐がありましたね!お祝い申し上げます★ 私の方は…ぼちぼちです(笑) クラブの過去ログも、ちょっとずつちょっとずつまとめてます!
>韓国語を研究する日本人や、日本語を研究する韓国人なら、当然誰もが対照研究に関心を寄せるのではないかと思いやすいのですが、実際は、日本人は日本語に関心なく、韓国人は韓国語に関心がないことが多いため、自分は韓国語(日本語)だけの純粋研究でいく、という考えの方に人気があるのだそうです。私は韓国語を専攻しているけれど、日本語教師でもあるので、どちらにも関心がありました。それに、韓国語だけの純粋研究で、韓国語話者の英才たちに交じって、評価される論文を書く自信は到底ありませんでした。しかし一方で、韓国語教師に必要なのは、学習者が一番多い日本人の言語と韓国語との関係を明らかにした研究で、その部分はまだかなり手薄だということも感じていました。何しろ私自身、連結語尾の使い分けに悩んでいたけれど、誰も教えてくれる人がいなかったのです。それもそのはず、私に必要な知識はまだ研究されていませんでした。そういうわけで、本格的に「対照研究」という看板を掲げて論文を書いたのです。
「対照研究」となると、やはりどちらの言語にもある程度以上の知識が要求されますしね… でも、特にこの二言語は共通する点が(文法的に)多いので、調べていくとなかなか面白いことがわかりそうですね(´∀`*) その研究結果から、外国語教授に役立つ観点が生まれてくることを個人的に期待しちゃいます^^
>じゃあ、対照研究は外国語学習にどんなメリットがあるのかと思われるかもしれませんが、これはかなり役に立つといえます。一つの外国語だけを見ていると、いくら日本人でも、日本語との関係までははっきり見えず、どこに問題があるのかよく分からないことが少なくありません。しかし、それぞれの用例を日本語と対照させることで、外国語と日本語の特徴の違いが浮き彫りになってくるのです。これが、対照研究の面白さです。それに、その効用としても、私自身、以前より韓国語の連結語尾に自信がもてるようになりました(まだ完璧ではありませんけど…汗)。
いくつかの外国語を平行してやっていると、何だか根底に流れる「共通した何か」を感じられることがあります(チョムスキーのいうUGって奴でしょうか)。 同時に自分の母語がこの言葉とこう違う…というのがよくわかるようになります。 こういう点に気づいたりするのも外国語を学ぶ面白さですよね。 私が今勤務している学校は、学力的に底辺(be動詞もわからない)なのですが、 そういうところの生徒は「英語」と聞いただけですぐあきらめます。 そして「人間全員が日本語しゃべればいいんじゃ!」とか抜かします。 でも、その考えはちょっと貧しいんじゃないかな…と、いつも聞くたびに思ってしまうのです。 英語を学ぶことで、日本語と全然違う言葉を知ることによって、改めて日本語を見つめなおすことにもなる… そういうこと伝えられりゃいいんすけどね(笑)
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