1790   Re^21:挨拶とテリトリー
2004/03/01 20:28:09  NOVIO   (参照数 42)
これは 1787 [挨拶とテリトリー] への返信です

>>私は、日本にきて、日本式の挨拶をしてくれる人に敬意を表します。。。
>>自分たちの文化を受け入れようとしてくれていることをうれしく思います。

>それはそうですよね。韓国と日本は挨拶の仕方が似ていますが、西洋人が韓国式に軽く会釈をして挨拶をするのを見ると、“心が通じる”と感じるものです。私も韓国に長く住んでいるので、韓国人との挨拶の仕方はまったく韓国人と変わらないようです。私は気が付きませんでしたが。(笑)

>しかし、それができなくても、たとえば私が西洋または北米から来た外国語の先生に軽く会釈をして、その先生が私に顔を向けてにこやかに微笑んでくれれば、それで挨拶は成立します。流儀は違うけれども、互いに相手に敵意でなく好意を持っているということが確認されるからです。

ぼくが日本人なので会釈をしてくれる陽気な欧米人もいます。
そんなときには、昔、茶道で習った相手に応じた会釈の仕方を
丁寧に教えてあげてます。

>>ギリシャでは親しい人との挨拶に、右頬と左頬に口付けをしますが、私は、それは勘弁してくださいといいました。“very embarassing”だからです。握手なら慣れているのでかまわないのですが(それも最初は抵抗がありましたた)、口付けはちょっと勇気が要ります。(笑)まあ、もしギリシャに住むようになったら自然にできるようになるんでしょうけどね。
>>
>>私は、すぐになれてしまいます。
>>郷に入れば、郷に従え。。。相手の文化を受け入れて、相手の文化にとけこんで
>>相手に受け入れられていくことが、うれしいと思うほうです。
>>男のかたは、そういうのになじみにくいようですね。
>私の場合は、郷に入っていないのでできないということもあるかもしれません。周りは韓国社会です。韓国で頬に口付けをする挨拶をすれば、相手はびっくりするでしょう。なるべく他人の目を気にせずに正しく生きようとは心がけているつもりですが、それでも周囲の視線は恐ろしいほど気になります。そういう気持ちも、ギリシャ式挨拶を受け入れるのに抵抗を感じている理由だと思います。なんせ、郷に入っては郷に従えですからね(笑)。それが、「もしギリシャに住むようになったら自然にできるようになるんでしょうけどね」と言った理由でもあるわけです。


そうですねぇ。ぼくは「郷に入っては郷に従え」ですね〜。思いっきり。

男女同権の徹底している欧米、仕事で一緒になる半数は女性。
欧米人の女性との挨拶は比較的親しくなれば、頬にKissしあってます。
スイス女性には3回、フランス女性には2回、中東や南米女性は1〜2回です。
全員に3回ずつしてると挨拶でも相当長くなります。

日本人は抵抗があるみたいですね。
頬へのKissでも、かすかとはいえ性的なものを感じてしまうんでしょうね。
おかしな話ですが、こっちの日本人の女性とはKissしません。
アジア人もそうですね。
ぼくが欧米の女性全員とKissし、日本人女性が欧米の男性全員とKissしても、
わたしたち日本人同士は郷に入っても日本人のプロトコルを守っています。

ドイツの全裸混浴サウナや温泉で日本人女性がいるととても意識してしまいます。
最近全裸混浴を楽しむ日本人旅行客が増えてるみたいでよくみかけますが、
裸ででくわすとちょっときまずい雰囲気さえあります・・不思議なもんです。

念のため、サウナで裸でいるときに知り合いをみつけても、
ハグしたりKissしあったりはしません。ちょっとエロいですから(笑)。

>ところで、とりあえず自分が日本式挨拶をするのは、次のような理由もあります。
>
>大学生のとき中学生に英語の補習授業をしていたことがありましたが、その教科書に、次のような話がありました。
>
>ある人が外国へ行って、その国の人の家に招かれました。その家の主人は「その国に来たら、その流儀に従わなければなりません」と言い、そして、ミルクの瓶を取ってテーブルの上のお皿に注ぎました。そこでこの人も、それに従って、自分の前にあったお皿にミルクを注ぎました。そして、お皿のミルクを飲みにくそうに飲み始めると、その家の主人は、ミルクの入ったお皿をテーブルの下にいた猫にやりました。
>
>私たちは外国の習慣を、真似しながら身につけなければいけませんが、ときにはこの人のような失敗をしてしまいます。まあ、私はそういう失敗を韓国で無数にしてきたわけですが。(笑)

去年はいろいろな国の人と仕事で出会いましたが、本当に挨拶や社会生活の
プロトコルはまちまちです。ひとつひとつ覚えるのは難しいですが、いつも
意識するように心がけています。YesとNoもしかり。誤解はつきものです。
Yesでクビを横に振り、Noで縦に振る国さえありますもんね。

>韓国人は前後も左右も日本人よりいくぶん狭いテリトリーを持っています。ですから、日本人がちょうどいいと思う距離を取ると、相手は不安に感じてその間隔を埋めようとして歩み寄ります。しかし日本人は、そうすると相手が自分のテリトリーに入り込んでしまうから、後ずさりします。韓国に来たばかりのときは、韓国の人と路を歩いていると、歩道から車道に片足が落ちてしまうことがよくありました。これは、多くの日本人が経験することで、それで話に花が咲いたこともありました。(最近はそういう経験がないのを見ると、もしかしたら私のテリトリーは韓国人と同化してしまっているのかもしれません。私と会って話す日本人は、私が絶えずテリトリーを侵犯してきて動揺しているかもしれません。(笑))
>
>昔握手に抵抗を感じたのも、相手が自分のテリトリーの中に入ってきてしまうからだと説明ができます。その最たる例が、地中海沿岸一帯で行われているという、頬に口づけをする挨拶です。これは、完全にテリトリーを侵犯します。ギリシャの人は、普通に話すときにもやはり私のテリトリーの中に入ってきて話しています。最近は慣れてきましたが、それでもやはり、少しは動揺しているような気がします。
>
>以前、雑誌の表紙に、イスラエル人兵士とパレスチナの民間人が、鼻を付けあって激しく口論している写真が載っていました。日本人や韓国人には考えられないようなことです。全然親しくない敵同士が、あんなに近付いているのですから。

めちゃ激賛同します(死語ですか?)。

女性とはどんなに近づいてもハグしてもKissしてもなんの抵抗もありませんが、
男性が1メートル以内に近づくともうなんとなくいやです。

鼻をつけあうなんてとんでもない。肩に手を触れられるだけで嫌です。
これはみんなそうみたいですね。考えてみれば不思議です。
Kissが単なる挨拶とはいえ、知らず知らずのうちに異性を意識してるんでしょうね。