TOEICはあまり詳しくないんですが、TOEFLの平均点を国別に並べると >言語構造が英語に近い順にほぼならぶというのを大学の >「英語科教育法」という授業で聞いたことがあります。
私はずいぶんショウコさんの書かれた文章を省略したので 「言葉構造が英語に近い順」という観点からの上記の話か゜出ると思っていました。
ショウコさんの文で私が省略した文章は TOEFLはアメリカの大学で講義を受講できる能力があるかどうかを測る試験だったと思いました。 その中には、北アメリカの学校生活全般で使われやすい口語表現が多く出てきます。 また、「華氏50度は熱いですか、暖かいですか、寒いですか。」なんて変な問題もありました。アメリカ史やアメリカ文学史に関する問題も傾向としては多く、 マークツウェィンやウィリアム フォークナーなどは出てきても、夏目漱石や吉田兼好は絶対にでてきません。(笑)
以上の文章です。 TOEICにはこのような文化的視点はありませんので そういう意味の偏りはないという話です。
> 言語構造が遠い日本人にしてはがんばってると思いますよ。 >国際舞台でも「相手にされにくい」という逆境を克服して >がんばってる日本人はいっぱいいますし。 > >夢をもってがんばりましょう。
相手にされにくいのは、自分からすすんで意見を言うのが苦手の部分かもしれませんね。 経済大国になってから、南アフリカのように有色人種に対して差別の激しい国でも 「特殊な白人ランク」扱いで日本人だけは別格になったと聞いたのは、20年くらい前からの話です。
最近は、日本人はミステリアスなほどに無口だが 責任感が強く、信頼でき、自分に対してきびしく、自分の仕事に対して忠実で完璧をもとめるところがすばらしい。 仏教徒でありながら、さほど、信心深くもないのになぜそれだけの精神力があるのか。・・・というような見られ方もしています。(以上はラストサムライのなかで語られる日本人像の一部にもありますが・・・海外に進出する現代の日本人に対しても同様の印象を欧米人は感じるようです) 海外に働く、NOVIOさんのような有能な日本人たちのおかげでしょうね。
(ちなみに仏教に対しても信心が希薄だと思われたり、心から信じる宗教のない人は、心の基盤がないと見られて精神力がきっと弱いに違いないとして、人間として不完全に見えるという考え方が、キリスト教をはじめとする一神教の信者の発想にあります
=そのためにキリスト教の国では、キリスト教教会に通っていると信頼しやすく見えて現地の人と友達になりやすいという一面がありました。そのような体験もしました)
ここにラスト サムライの映画の根底に観られるような 儒教の考え方をもとにする侍精神があるからではないか・・・という サムライ精神に注目する発想がアメリカ映画などにも顕著に見られるように、出てきているそうです。 サムライ映画として、もうひとつの日本の映画もアカデミー賞にノミネートされて いましたね。 少々無口であっても中身がないのではなく行いから人間性の良さをじわじわと理解してもらえるようには少しずつ少しずつなってきているようですね。
もうここのサイトでとりあげられたかもしれませんが、 「世界がもしも100人の村だったら」という本がベストセラーになりました。
題名のとおり、全世界の人、63億人を100人の村に縮めるとどうなるかということを書いた詩のような本です。少なからず、外国語を学ぶ人にとっては、興味深い 「データ」の本でもあると思います。
そのなかから引用します。
70人か゜有色人種で30人が白人です。
61人がアジア人です。13人がアフリカ人。13人が南北アメリカ人。 12人がヨーロッパ人。あとは南太平洋地域の人です。
33人がキリスト教。19人がイスラム教。13人がヒンドゥー教。6人が仏教を信じています。5人は木や石など、すべての自然に霊魂があると信じています。24人は、 さまざまな宗教を信じているほかあるいは、なにも信じていません。
(余談ですが、ちなみにイスラム教徒は起源を同じとするユダヤ教とキリスト教のような一神教の人と結婚することは許せても、仏教徒は一神教ではなく、仏教は人間の語った宗教なので許せないそうです=もしも結婚するならばの話で、経済的な力のある日本人は別の意味で歓迎されるようですが)
17人は中国語をしゃべり9人は英語を8人はヒンディー語とウルドゥー語を 6人はスペイン語を6人はロシア語を4人はアラビア語をしゃべります。 これでようやく、村人の半分です。 あとの半分はベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、 フランス語などをしゃべります。
村人のうち1人が大学教育を受け2人がコンピュータをもっています。 けれど14人は文字が読めません。(2001年の本なので、コンピュータのほうは3人くらいに増えてるかもしれませんね)
銀行に預金があり財布にお金があり 家のどこかに小銭がころがっている人はいちばん豊かな8人のうちの1人です。
以上を見るとわたしたち日本人がいかに裕福なのかわかります。 これだけ恵まれていたら、もっとTOEICの試験において勉強する金銭的余裕や 機会やあらゆる参考書、本を買える余裕もたくさんあるわけで
TOEICについてもTOEFLのように 語順がちがうからTOEICもだめなのかもだとしたら・・・実に希薄な理由のような気がします。 「夢はもちろん、もてるだけ余裕があるし」「サムライ精神をもって」まだまだ努力できる余地はありそうですね。
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