1544   チョンノの本屋めぐり
2004/01/02 22:04:07  ijustat   (参照数 34)

たこさん、こんばんは。ijustatです。

>ijustatさんは私がまだ幼稚園の時からずっと勉強なさってて、まさに『継続
>は力なり』ですね。v(^。^)y中高大で英語を習っただけの私が根をあげてちゃ
>いけませんね。f(^^;;)

本当に続けるということは大きいですね。これで才能の豊かな人が長年努力を続けたら、大変なものになるのだということに気づきました。「たとい高尚なる学科といえども、凡庸の才質をもって、心を用い功を積み、久しきに耐うれば、必ず成就の地位に至るべし」(スマイルズ/中村正直訳『西国立志編』講談社学術文庫、1981。p.161)というのは本当だなあと思います。

>ぜひまた韓国の街や暮らしの様子も教えてください。よろしくお願いします。

今日は、知り合いとキョボ文庫で会って、一緒に本を見ました。いくつかのコーナーを冷やかしたのち、マクドナルドで軽食を取り、それから今度はポムサ(汎友社?)という英語専門の書店に入り、本をあれこれ眺めました。この本屋は英語専門の出版社も持っていて、オックスフォードプレスの本も直接輸入しています。キョボ文庫でも、ポムサの秩に入ったオックスフォードの辞書などが置いてある、そういう書店です。

キョボ文庫で日本語教材のコーナーへも行ったら、三国志か何かの漫画を日本語と韓国語の対訳で出しているシリーズものがありました。右のページに日本語があって、左のページが韓国語訳になっているのですが、見比べていたら、日本語の方で“息切れさせおって”ど書いてあるのが、韓国語訳では“息の根を止めてやる”のような訳になっていて、びっくりしました。絵と文脈だけなら、そういう解釈でも筋は通るのだけれど、原文が隣のページにあるのです。対訳というのは、訳者の恥が、堂々と読者の目の前に晒されるものなんですね。「ほら、ご覧ください。私はここを間違えましたよ」って。(笑)

そのあと、地下鉄1号線のチョンノ駅からつながっているヨンプン文庫へ行きました。ここにも日本書籍や洋書を置く売り場があります。ここの外国書籍売り場はキョボ文庫よりも大きくて、特に日本書籍では、文庫本を多くそろえています(日本の中型書店並みか)。

ヨンプン文庫で本を見ていたら、私の名前を呼ぶ声が聞こえました。見ると、なんと大学生のころ海外ペンパルで文通をしていた人でした。12年前に1度会ったことがあるのですが、その後連絡が途絶えていました。ところが、12年ぶりに偶然に会ったのです。よく私だと分かりましたねというと、全然変わっていないといわれました。

その人と少しの間話してから別れ、言語学関係の辞書を買って、知り合いと一緒に、チョンノ書籍跡地(いや、跡地ではなくて、そのビルは今法律学校などが入居しています)の裏にある“ラミョンハウス”というラミョン屋に入ってキムチラミョンを食べました。知り合いは、チャンポンラミョンの方がおいしいと言っていました。キムチがおいしかったです。

この店、路地のようなところにカキのようにへばりついているというか、ビルの壁に面して、奥行き1メートル、幅4〜5メートルくらいの浅い空間を店にしていて、その外はまた幅1間ぐらいのビニールの庇を出し、プラスチックのテーブルと椅子を出していて、外でも何人かは食べられるようになっています。店の一番右側の狭い空間を調理場にしています。食事時に行くと、順番を待つお客さんもいて、すぐには入れないそうです。

ラミョンというのは、日本のインスタントラーメンを韓国式に開発したもので、スープの辛いものが多いですが、麺も日本のラーメンよりボリュームがあって、なかなかいけます。90年代の初めごろは油臭かったですが、90年の半ばから日本のラーメンのようないい味になり(かんすいを使い始めたのか)、つい最近は麺の腰が強くなったようです。でも、日本でも韓国のラミョンは売られているから、説明しなくてもどんなものか分かるでしょうね。^^

そうやって、午後4時ごろから9時ごろまで、本の森をさまよったあと、家に戻ってきました。