ゆどうふさんこにちわ。昨日キョンジュから帰ったばかりのijustatです。
>特に、試行錯誤のへんが大事ですよね。 >やっぱり、理論を現実と結びつける時に生まれるギャップは >それによってしか解決できませんから… >あと、案外人間心理とかのほうで気を使わねばならないかも。
ああ、本当にそうですよね。人間心理というのは、文化の底辺にあるものだから、本当はそこを押さえておく必要があるんですよね。
実は、こんなものがあればいいなあと考えている日本語教材に、日本人の心理をうまくつかんで日本人と心の交流までできるように指導している会話教材があります。現在の理想的な教材の作り方は、日本語の現状に一番あっているものと言えるかもしれませんが、この教材は、現状ではなく理想を追求するものです。でも、そういう教材を作るには、私自身が人間心理を把握している必要があるでしょう。
>えーと、まあ、なんといっていいか…(笑) >え、えっと、み、み、み、民族によって外国語能力の高低があるんではなくて >ふ、ふ、ふ、普通、その民族が置かれた環境のせいではないかと考えるのが妥当では…
私たちの頭というのは、ひょっとしたら、そういう学生と同じようなものでぎっしり詰まっているのかもしれないと、時々思います。そういう歪んだ見方を取り除くのは、とても難しいことです。
>この間、教員採用試験の一次が終わったのですが(←もはや結果については達観しちゃった^−^;)、 >これから余裕が出来ると思うので、以前から思っていた >韓国語圏・アラビア語圏における英語教育の状況 >を調べてみたいと思います。 >アメリカの外交官を育てるForeign
Studies
Instituteという機関が、 >外国語を「英語ネイティブにとって習得に時間がかかる順」に並べた表を出しているのですが、 >日本語と並んで一番難しいランクに入っているのがこの二つ(+中国語)でした。 >その分、これらの言語のネイティブに取って英語はちょっと遠い言語なわけで… >で、その言語の国ではそれぞれどんな外国語教育がされてるのかなーって興味が出まして。
英語教育ですか。そういえば、テレビをほとんど見ない私が、キョンジュのホテルでテレビニュースを見ていたのですが、そのときに、以前から盛んな英語の早期教育について、それが有害だという研究結果が出たと報道していました。
その要点を言うと、母語が確立していない状態で外国語を学ばせると、情緒的にも不安定になる上に、英語の実力を本当に伸ばすことにもならないということを、実験的に行ったテストの点数から結論付けていました。
しかし、私にはその報道の意味が全く理解できませんでした。それによれば、多言語の共存する地域に住んでいる人は情緒が不安定だということになります。ユダヤ人や華僑は多言語使用者が多いですが、彼らは情緒の不安定な人たちだということになります。しかし私の考えでは、単一言語しか話せない韓国や日本の子供たちより情緒が不安定だとは思えません。
また、テストの結果についても、どのようなテストをしたのかが説明されていないので、その結果の意味がわかりません。学者が顔を出して説明していましたが、まさかこんな馬鹿っぽい報道に駆り出されるとは思ってもみなかったのではないかと思い、気の毒に感じられました。
そんなことを、キョンジュの地で考えました。*^^*;
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