1332   Re^6:豚と魔女の舞台ヴァルカン半島
2003/04/22 20:24:10  Kotori   (参照数 182)

ijustat様、こんにちは。

>海を隔てたイタリアの対岸はクロアチアですが、習う外国語は一般的にドイツ語のようです。国内で仕事がないときに出稼ぎに行く先もドイツが人気のようです。

自己レスになりますが、クロアチアの沿岸地域や、イタリアに近いIstra地区ではイタリア語を第2外国語として小学校から習うそうです。その他の地域では、英語かドイツ語のどちらかを小学校で選択し、高校までには第3言語として英語とドイツ語両方を学ぶそうです。

>魔女の宅急便の舞台がクロアチアだったとは、ヴェスヴィオ火山が爆発するほど驚きました。なぜなら、イタリアが舞台だと思っていましたから。ということは、宮崎駿はヴァルカン半島(ギリシャ語では“ヴァルカニキ・ヒェルソニソス”と言いますが、クロアチア語では何と言いますか。)に何らかの思い入れがあるということでしょうかねえ。

クロアチア語では英語と同じくBalkanです。クロアチアやボスニア・ヘルツェゴヴィナの現地では「半島」とは呼ばないそうです。だからただ単にバルカン。

>主人公のポルコ・ロッソ(赤豚)という名前は、イタリア語の名前だから、舞台になったのはイタリアのどの辺なんだろうと思って、以前地図で探してみたことがあります。すると、どう見ても、ポルコの隠れていたらしい小島は、ユーゴスラビアだったかアルバニアだったかの国境線の中にありました。イタリアとは考えられませんでした。でも、彼はイタリアに出て行きますよね。

インターネットで調べたら、なんでも、もともと宮崎さんは「紅の豚」の舞台をクロアチアのアドリア海にしようとしていたそうなんですが、映画の製作中にクロアチアで内戦が始まってしまい、舞台をイタリアに変えた、という記述がいくつかありましたよ!「紅の豚」の舞台も Dubrovnikだ、としてあるウェブ・サイトをいくつか見かけました。私は映画自体をまだ見ていないので何とも言えません。


>ところで、いい教材ではなくても、手っ取り早く概要を理解できる教材なら、日本語でも出ているのではないでしょうか。

日本にはもう2年近く帰っていませんし、ことしも帰る予定がないので、日本語でどんなのが出てるかどうか知らないんです。

>学習としては、退屈を極めるかもしれないけれど、フリートーキングと併用するやり方で、何とか動機を維持することができるのではないかと思います。その方法は「フリートーキングも使い方次第」という文章に書いてみました。

興味深く読まさせていただきました。ただ、M.U.D.仲間のクロアチア人達とは心置きなく何でも話しますが、身近にいるボスニア人は知り合い程度なので頻繁に顔を合わせるわけでもなく、フリートーキングの相手は残念ながらまだいません・・・。

>韓国でも、子供が私に話しかけてくることはあります。道を聞かれることもよくあります。ただ、韓国では日本人は、一度床屋に行ったら外見が韓国人になりきってしまいますから、たいていは外国人だと思われずに、ごく当たり前のように道を聞かれます。

お?外見がどのように韓国人になるのですか?日本人と韓国人の外見の違いは何ですか?アメリカにいて日本人をほかのアジア人と見分けるのはファッション・センスの違いです。韓国人と日本人の見分けかたもそんな感じですか?ちなみに、クロアチア人・ボスニア人・セルビア人の違いは外見上ではまったく見分けられないそうです。

>Kotoriさんの話を聞いて、私もアメリカにちょっとは関心と好意を持つようになりました。韓国にいるとどうしてもアメリカの印象が良くないんですが、こうやってアメリカ人の日常生活の一断面を聞くと、やっぱり一言では言えないんだなあって思います。

あら!それは嬉しい(^^)アメリカが多民族国家(?)として平和共存のために国内でとても努力している姿は、なかなか外からは見えませんね・・。初等教育のしかたをみると、それがよくわかります。いろいろな人種の人形を教室に置くとか(たとえクラスの子ども達が全員白人であったとしても。)。かつて、日本の幼稚園の先生に「外国人の子どもをどのように教室で扱うか」尋ねたら、「特別なことはしていない。時にまかせ、慣れるのを待つ。とく別扱いはしないほうがよい。」って言っていました。同じことをアメリカの幼稚園の先生に聞いたら、「その子の国の言葉と文化を自分で多かれ少なかれ勉強してみる(親とのコミュニケーションにも必要だから)」とか「その子どもの母国語の絵本を教室に置く(ほかの子どもにもいい影響になる)」とか、いろいろな答えが返ってきましたよ!