1331   豚と魔女の舞台ヴァルカン半島
2003/04/22 12:49:36  ijustat   (参照数 28)

Kotori様、こんにちは。

>>そういえば、旧ユーゴスラビアの沿岸のアドリア海は、「紅の豚」の舞台になったところですよね。あの辺の人たちは、イタリア語も話すのでしょうか。
>
>えー!そうなんですか!それなら絶対に見なくては。「紅の豚」はまだ見たことがないんです。私の大好きな「魔女の宅急便」の舞台がクロアチアのDubrovnikだというのだけは知っています。いつか行きたい町です!「千と千尋の神隠し」と「天空の城ラピュタ」のDVDがアメリカで先週発売されました。「紅の豚」もいつかはきっと・・・。海を隔てたイタリアの対岸はクロアチアですが、習う外国語は一般的にドイツ語のようです。国内で仕事がないときに出稼ぎに行く先もドイツが人気のようです。

魔女の宅急便の舞台がクロアチアだったとは、ヴェスヴィオ火山が爆発するほど驚きました。なぜなら、イタリアが舞台だと思っていましたから。ということは、宮崎駿はヴァルカン半島(ギリシャ語では“ヴァルカニキ・ヒェルソニソス”と言いますが、クロアチア語では何と言いますか。)に何らかの思い入れがあるということでしょうかねえ。

主人公のポルコ・ロッソ(赤豚)という名前は、イタリア語の名前だから、舞台になったのはイタリアのどの辺なんだろうと思って、以前地図で探してみたことがあります。すると、どう見ても、ポルコの隠れていたらしい小島は、ユーゴスラビアだったかアルバニアだったかの国境線の中にありました。イタリアとは考えられませんでした。でも、彼はイタリアに出て行きますよね。

>文法はまだ全然理解できてません。難しい!言葉を辞書で引きたくても、原形がわからないから、知りたい語になかなかたどり着けなかったりします。クスン。独学となると、よい辞書や教本が必要ですが、なかなかいいものがない、というか、南スラブ語関連の本やリスニング教材をアメリカで見つけるの自体が大変・・・

ああ、やっぱりクロアチア語もそうなんですか。ギリシャ語もそうです。現代ギリシャ語はそれでも辞書を引きやすいですが、古典ギリシャ語は、何種類もの語幹を持つ動詞がいくつもあって、それを覚えるのは、私の頭では絶望的です。シュリーマンはなぜあんなに難しいものを3ヶ月でものにできたのか不思議です。

ところで、いい教材ではなくても、手っ取り早く概要を理解できる教材なら、日本語でも出ているのではないでしょうか。学習としては、退屈を極めるかもしれないけれど、フリートーキングと併用するやり方で、何とか動機を維持することができるのではないかと思います。その方法は、「フリートーキングも使い方次第」という文章に書いてみました。参考になるかどうか分かりませんが、ぜひ一度読んでくだされば幸いです。

>例えば、本を買ったときレジのお姉さんが「あ、この本いいね!わたしも欲しいわ!どこにあったの?」って話し掛けてきたり、店で、隣にいた子どもがいきなり「これ一体なあに?」って棚の品物について聞いてきたり・・・。外に出るといつも話し掛けられるのには驚きました。日本だったら、外国人はどちらかというと避けられる対象じゃありませんか?ここの州は、白人の数が圧倒的に多いから、そういう意味ではアジア人は浮く存在だと思っていたんですが、想像していたのとはちょっと違いました。

レジのお姉さんのせりふは日本人をビックリさせますね。韓国では、そういうことを言う店員は、ちょっとおかしい人と思われるかもしれません。私だって、唖然としてしまいます。しかし、アメリカでは自然なんでしょうね。

韓国でも、子供が私に話しかけてくることはあります。道を聞かれることもよくあります。ただ、韓国では日本人は、一度床屋に行ったら外見が韓国人になりきってしまいますから、たいていは外国人だと思われずに、ごく当たり前のように道を聞かれます。

Kotoriさんの話を聞いて、私もアメリカにちょっとは関心と好意を持つようになりました。韓国にいるとどうしてもアメリカの印象が良くないんですが、こうやってアメリカ人の日常生活の一断面を聞くと、やっぱり一言では言えないんだなあって思います。