1328   Re^14:シャドーイング
2003/04/21 11:22:15  ijustat   (参照数 26)
これは 1325 [Re^13:シャドーイング] への返信です

ゆどうふさんこにちわ!ijustatです。

>はたで聞いているものにとっては、
>いきなりアクセントの位置が変わるわ使う用語も変わるわで、吃驚仰天ですよね(笑)

そういえば、大阪の人と東京の人は、大体自分の言葉をどこでも通すようですね。私は国が埼玉ですが、東京とは文法や語彙がわずかに違います(そういえば、『GO』で「えばる(=いばる)」という単語が出てきましたが、これは埼玉の言い方です)。その埼玉の川越弁を人前で使うのは、勇気がいることです。もう長年使っていないし、家に帰っても使わないから、ほとんど忘れてしまいました。

私は日本語教師をしているうちに、話し方がほとんど標準語になってしまいましたが、東京の人でも、全くの標準的な話し方をすると、教材のモデル会話みたいだと言って囃し立てます。東京には東京なりに、お国訛りがあるようです。

>シャドウイングって、なんかうまくいかないのですぐ飽きちゃうんですよね、私。
>これをまだ語学の力がそこまでいっていないからと見るか、
>単にダラケ(笑)と見るか…

シャドーイングは単純な訓練ですから、たしかに面白くないと思います。だからこそ、私も車を運転しているときにやっているわけです。

>しかし、たくさんの文を一気に生成できるというのはすごく魅力的です。
>ijustatさんのシャドウイング材料は講義テープなんですね?
>やっぱりその素材の特性も影響してるんでせうか。

そうかもしれませんが、たぶん、実際の発話での語彙や表現の頻度は、基本的なディスコースの枠組を作るものがほとんどの部分を占めていると思います。だいたい、外国語で話しながら速度が出ないのは、そのへんでもたつくからです(私の場合^^;)。

で、完全に詰まってしまうのは、ある特定の概念を表す単語や連語が思いだせないときで、そんなときには他の言葉で言い換えるために、話ながら、うう……となることがあります。

>私事ですが、私は時間管理法の研究もしてるんですが(趣味で)、
>移動時間中の時間活用については、
>よく海外時間管理本に出てくる「車中での時間活用法」的なものは一切排除して考えています。
>何故なら、運転している人には運転に集中してもらいたいからです。
>そうでないと事故の原因になりますもんね。

そうですね。運転中に頭をたくさん使ったり、余所見をしたりすることは、事故のもとですね。時に頭を使うことはあっても、運転の複雑な所でも勉強に頭を使わなければ行けないのでは、ちょっと運転は無理でしょう。

私は運転中、狭い道から広い道へ出るときや、斜線を変更しているときなど、同乗している人の言葉が耳に入ってこないときがあります。こういうときは、シャドーイングしていても、口が止まってしまいます。もし口が動きつづけているとすれば、それは、何度か聞いたテープで、耳から口に神経が直結しているときでしょう。そういうときには、口が勝手に動いている。論文の後述試問の時も頭で考える前に口がすらすら動いてくれたらいいのですが。

>を、それは高い志を立てられましたな(笑)
>そりゃあもう「あー、そこあがるとこちゃうで(意訳:ああ、そこはアクセントがあがるところではありませんよ)」などと
>びしびしなおされるでせう^^
>まあ、「エセ大阪人」の私もおんなじでせうが…

関西アクセントの難しい点は、一つの語に二つのアクセント表示を持っているということです。まず、語頭が高いか低いかということと、どこにアクセントの滝があるかということです。東京型は、アクセントの滝しか問題になりませんから、比較的単純なのですが、私が大坂アクセントを聞きながら、難しいと感じるのが、この語頭の高低の対立です。

特に、高く始まる語のピーンと張り詰めたような響きは難しいです。「ありがとうございます」なんかは、本当に難しい。どうしても途中で調子がふらふらしてしまいます。でも、「おおに」の方がたくさん使われるんですか。

あと、大坂弁の面白い点は「〜しよる」と「〜しとる」の対立。これは関東人には難しい文法事項ですが、韓国語でも同じ対立があるから、韓国語に慣れている人にはさほど困難は感じられません。これはまた、関西や九州の人が韓国語を勉強するときにも有利に働くでしょうね。「〜ハゴイッタ(〜しよる)」、「〜ヘイッタ(〜しとる)」と考えればいいですから。

ではでは。