1104   Re^6:外来語の乱用
2002/06/28 15:30:13  yudouhu   (参照数 10)
ijustatさんこにちわ!ゆどうふです。

>何か大変なことがあったんですね。でも、コンピュータは壊れなかったようで、幸いですね。

はっはっは、コンピュータのOSというものが
たった一個のファイルが定位置にないだけで動かなくなるということを
身をもって知りました^-^;
元の場所に戻したら直りました。

>私の考えも、外来語の無秩序な流用は、その後の日本語の再編成に大きな時間と力を浪費させるので、良くないと考えています。固有語と、すでに日本語に編入された漢字語は、それぞれの形態素が他の語と結びついて、初めて聞いた単語もその意味を理解しやすく、しかも、深い理解へ導いてくれます。しかし、一般人にとって形態分析の困難な外来語が乱用されると、それぞれの語の理解は、その元になる言語の知識がある人とない人とで、大きな較差が出てくると思います。それは、統一の取れた世界観を得るのに障害になると思います。

確かに、形態素的にその外来語の元となっている言語の知識がないと推察できませんね
reactionも、英語の知識があってこそre-(再び)action(行動する)というように推察できるわけですから。
漢字語は元外来語であっても推察可能ですね、日本語母語話者には。

>いい面としては、たとえば「チェックする」のような単語ですが、従来色々な漢字語で状況によって使い分けなければならなかった語を統合できたのは、私は歓迎しています。それと、日本にない文化事象の名称(キムチ、ソッロンタン、カルビタンなど)や、日本にもともとない植物の名前(バジリコ、アボカドなど)は、無理に訳さずにそのまま使うのが、健全なやり方だと思います。

そうですね、私はコンピュータ用語なんかでもそれを感じるのですが
まったく別の概念であるところのコンピュータ用語をカタカナ語で表したのは正解だったと思います中国語と反対の考え方ですね
「窓」と「ウィンドウ」ってきいたら、まったく別のものが思い浮かぶと思います
「コンピュータ画面で、あるプログラムなどが動いている範囲」を示す言葉として
「窓」と同じ意味を示すが外来語である「ウィンドウ」を使用するのは
意味の混同を防ぐ上で有用だと思います(なれにくい、とか言う声もありますけど私はそれを信用しません
なぜならば、どの分野でも「専門用語」というものはありますから)

>まあ、いちどは乱用してみて、良いものを残し、たくさんの屑はごっそり捨てるというやり方がいいのかもしれません。そういうことを考えてみると、今まで外来語をあれこれ使ってきたのは試験期間で、今後それに歯止めをかける委員会を作ったのは、いよいよ整理する時期に来たということかもしれません。
>
>ただ、この委員会は、「官庁の公用文書や社会一般での外来語・外国語の乱用に歯止めをかけ、『伝統的な美しい日本語』を維持するための、有識者による委員会」なのだそうで、“美しい”ことを官庁の公用文書にも求めているとすれば、すごいことを考えていますね。芸術的な香りが豊かで、しっとりとした美しい公用文書というものを、読んでみたいものです。

そ、それはもしかして芥川賞候補とかになったりして^-^;
それはさておき、私には「そもそも、なぜ外来語がよくつかわれるようになったのか?」ということが
まだはっきりわかっていません。
なぜ、乱用されるようになったのか?そして、「伝統的な」って何さ?ってなことです
「かっこよく響くから」という理由がよく言われますが、それだけかな?とおもったりするのです
外来語だけではなく、本来の日本語もしっかり習得されていくなら
むしろそれは「日本語の裾野を広げる」ことにはならないでせうか?
そしてよしんばある日本語の言葉が死語になったとしても、それは古語が死んだということで片付きはしないのでせうか?

このへんがどうも気になっています。
(あと、「最近の若者の日本語は乱れとる」とかいう意見がこの問題について必ず出てきますが、
そういう低レベルな問題にはしてほしくないですね、この委員会でも)

でわでわ!
ゆどうふ。