972   Re^3:外国語の有用度
2002/02/24 08:58:15  aisya96   (参照数 9)
忘れないうちに(笑)私も外国語について日記に書いてみました。
けっこう重複もありますし、まだまだ書きたいこともあるのですが、文章が硬くなったので…とりあえずということで。

学生時代に第二外国語はフランス語を選択した。
第二外国語の選択の範囲は少なく、しかもどういうわけかその選択は合格発表後ではなく、出願の時であった。無事に合格するかどうかもわからない、頭は受験でいっぱいのときに入学後の第二外国語を何にするかなんてことをまじめに考えるわけはない。
別にフランスやフランス語に特に関心があったわけではない。フランス語とかドイツ語ならありふれて無難だし、まあいいや、そんな感覚であった。
…大学は無事に入学できたけれど第二外国語の変更はできなかった。
今から思えばよい授業だったのだが、自分にとってはただ単位をとるためだけの勉強で、時間や労力をかけたわりには、その後、きれいさっぱり忘れてしまった。

私は大学の第二外国語というのは無駄ではないか、と思う。
特にフランス語やドイツ語を、英語もマスターしたわけでもない学生に強制してどんな意味があるのだろうか?
大体、欧米人で一定以上の水準の人なら普通の日本人よりもよほどうまい英語を使う。欧米の書物でめぼしいものは大抵英語には訳されている。英語では用をなさず、フランス語やドイツ語を使う状況…これがどうも想像しにくい。
もっとも、フランス語なら母国語以外の外国語がフランス語だけという人がいてその人とコミュニケーションするときにフランス語を使う。こういう状況はあるかもしれない。アフリカ諸国や南欧の方などでひょっとしたら…。
でも、母国語以外の外国語がドイツ語であって英語は知らない。いっちゃなんだけど今の国際情勢を考えるとこんなのはまったく例外的ではないのだろうか。
※※
別に英語以外の欧米の言語を学ぶのが無駄だといっているのではない。関心のないすべての学生に強制することが無駄だと思うのである。
その国の文化にひかれたり、関心がある場合にはやはり言語を学ぶことは大切である。文芸、特に詩の美しさはその言語でしかわからないし、本当にその国を理解するためにはその言語を学ぶのは不可避である。
しかし、言語習得、ましてや文法構造のまったく異なる言語となると、相当な努力と能力を必要とする。強制ではなく、関心のある人だけがやればよいのである。
※※※
以前、外交官の方と話す機会があったのだが、こんなことをいっていた。
「イタリア語って簡単ですよ。」
「…?」
「文法はフランス語と同じ。単語はフランス語と英語から8割方類推できますからね。私は6ヶ月でマスターしましたよ。」
まったくいやな奴もいるものである。
http://diary.lycos.co.jp/view.asp?QnDiaryId=13082