939 Re^2:「論争
英語が公用語になる日」中公新書を読んで |
2002/02/15 13:34:41 aisya96
(参照数 11) |
>しかし、日本で英語が公用語になることで得られる点は大きいと思います。まず、国際的な論争に、国民一人一人がまともに晒されるに違いありません。今までは、言語のバリアがオゾン層のように国際的な価値観の嵐から国民を守っていた(?)けれども、英語を国民のほとんど全員が使用できるようになると、この嵐は容赦なく国民に吹き付けます。日本のマスコミが世論を調節しようと思っても、国民の得られる情報を操作しようと思っても無理です。そうして錯綜する知識や価値観の中から、本質を見抜く思考のできる人たちが増えてくると思います。 その利点はすごく大きいと思います。 はじめからその情報や価値観しか知らないというのと、様々な情報や価値観の中からそれを選び取ったというのでは、結論はおなじでも天と地ほどの差がありますから…。
>言語は混乱し、価値観も、考え方のパラダイムも、日本人としてのアイデンティティーも、深刻なほど混乱するかもしれません。 逆に日本人とは何か、とか民族とは何か、こんな問題について深く考えるようになるのかもしれませんね。私は、正直いって、民族とは何か…ってよくわからないところがありますよ。
>英語は、公用語になるならないに関わらず、国民がこの英語の波に呑まれるのではなくて、その波に乗れるように、まともな英語教育をして欲しいですね。 人の交流が盛んになっていけば、外国のビジネスマンが商談はおろか、買い物やタクシーにも不便を感じるような国はどんどん置いていかれるように思います。日本に来る外国人は日本語を学べ、みたいな議論をする人がいますが、何年も長期滞在するわけでもない外国人にそんなことを期待するのはどだい的外れですね。 国際競争に遅れをとれば、ますます日本語を学ぶ外国人は減る、そうすると日本はますます国際ビジネスの場からは遠ざかる…そんな悪循環もあるのではないのでしょうか?
| |