929   Re:「論争 英語が公用語になる日」中公新書を読んで
2002/02/09 23:23:31  yudouhu   (参照数 6)
aisyaさんこにちわ!ゆどうふです。

>この公用語化論争って、つまるところ、一般の国民にどの程度英語教育を行う必要があるか、ということにつきるようですね。
>いわゆるエリート層に英語が必要だということはどの論者も一致しているし、また、英語が日本国内で今の日本語にとってかわるわけではないという点も一致しているのですから…。

ええ、「公用語」にするのは今の日本でははなから無理ですし、不必要です
(「英語のネイティブがほとんどいない」&「英語母語国に植民地支配されているわけでもない」から)
それなら「公用語」なんて言葉使うなよな、って思ったりします
カナダとかとは状況が違うのだから…
日本に英語公用語化なんて、ナンセンスでおかしいだけですよ…

>でも、こういう議論って、視点を下にずらして、「大衆」「庶民」としての立場で眺めてみると、・英語の文化産業を直に楽しむために英語をやった方がいい、・偏狭な民族意識にとじこめられないために英語をやった方がいい、ということになるのですね。

その意味で言うなら、英語母語話者圏の人々(アメリカ・イギリス等…)は、
なおさら外国語を学ばなければいけませんね。
なぜなら、「世界どこでも英語でいけるじゃん」という認識は容易に
「私が外国語を勉強しなくてもあいつらが英語勉強すりゃいい」という考えにむすびつきがちだからです
こういう危険な考えを持った人がたまーに見かけられます(爆)
ヲイヲイ、日本にきたんだったらせめて、"Excuse me!"じゃなくて「スイマセン」って
言おうよ、たった一語なんだから覚えようよ…というような。

>エリートはもちろんのこと、私はそれ以外の人にこそ英語はもっと必要だと思います。
>英語文化を直に楽しむことは人生を豊かにしますし、偏狭な民族意識にとらわれることが本人にとって幸せだとは思わない。田舎の床屋になるような子には英語教育はいらない…こんなことをいう人もいますが、むしろ床屋を目指すような子供こそ英語をきちんとやててゃどうでしょうか。これから日本にくる外国人はますます増えるでしょうし、彼らにとって国際語の通じる理髪店は需要が多く、そうしたところはさぞ繁盛するでしょう。また、理髪は万国共通の技術であり、その技術と英語力があれば、海外在住等人生の選択の範囲ははるかに広がります。

個人的に「床屋になるから学なんていらない」という考えには、私も反対です
とくに学校教育は、学力だけを目的にしているわけではなく
それもふくめて、様々な能力を開発することに寄与すると思うからです
それに、英語などの外国語は子供たちにとっては「容易に直面する、試練」であるともいえます
だって、勉強しても通じなかった!っていうのは強烈な印象与えますよ^−^;
それで、落ち込んでもう一度立ち直って「どうすればいいか考えて」(←ここ超重要)
もう一度雄雄しくトライするのですね^-^
そして「心」がレベルアップ!(あと「勇気」も)
だからこそ「公用語」じゃないほうがいいんですけどね、「外国語」で。

>アジアでは英語が共通語となりつつありますし、小学校からの英語教育もほぼ世界の大勢です。日本では少子化がすすみ、一人一人に手厚い教育ができる機会であるにもかかわらず、ゆとりの名のもとに英語時間数が減っているのは実に不思議な現象です。

授業内容が四月から(中学)がくっと減ります。約三割の減少です。
ゆとりうんぬんより、むしろ私は
「知識と知識のコラボレーション」をすすめて、統合的にモノ考えられる生徒を作ったほうが
いいとおもっているのですが…
しかし、授業内容が減ったことにより、教師それぞれが授業を充実させられる
チャンスができたともいえます
どのようにするかはまったく教師の裁量ですが…
うまくいけば、英語の運用能力を高めることが可能になるかも
(かも、って書くのは、そうとはあまり信じていないから…^-^;)

これまた私見ですが、「英語はリンガフランカ=国際語」としても、
やっぱりアジアのその国に行けばその国の言葉をなるべく使うようにしろと
私なら生徒に教えます。足りない部分は英語で補うとして…
これは、「処世術」でもあり「礼儀」でもあります
日本の例で考えるとよくわかりますが。
いきなり店に英語を話す人がやってきて
"Hi! how much is it?"とかいわれても…^−^;
これを「スイマセン」から始めるだけで、ずいぶん印象が違うはず。
「ああ、私たちの言葉を、つたないながらも使おうとしているんだな」とおもえば、
思わずおまけの一つもつけようとするもの(ちょっと誇張)
そうじゃないでせうか。。。^−^;

でわでわ!
ゆどうふ。