718   Re^3:ドイツ語モード ←音の翻訳
2001/10/07 18:06:04  yudouhu   (参照数 8)
こにちわC?E¨C?さん!ゆどうふです。

>ボクの大好きな萩原朔太郎の詩の一部に
>『竹、竹、竹が生え』というのがあります。
>どこで見たのやら訳者が誰だったのやらわすれましたが
>仏語にて『pouce, pouce, pouce les bambous』
>と訳されていたのを見てドギモを抜かれたのを思い出しました。
>
>直訳すると『生え、生え、生え、竹』になっているのです。
>
>『竹:TAKE』という2音節の単語の連続がかもし出す独特の音の緊張感は、
>『bambou』という2音節+子音の単語の連発では物足りなく、
>『pouce』3連発に置き換えたのでしょう。
>
>『bambou, bambou, bambou poucent』との音の流れの違いは
>明白ですよね、みなさん?

やはり音声の流れを優先しなくてはならないのでしょうね
日本語はかな単位、西欧語系のおおくは音節単位で音のリズムが
とられるわけですが、この例はそのズレをうまいことカバーしておりますな

ところで私は「ルバイヤート」というペルシアの詩人オマル・ハイヤームさんの
詩集がすきなのですが、いままで見た邦訳3つは、それぞれちがう旋律(音のつながりや数、節というか…)
をとっています。
すなわち、それは作者さんたちが考え抜いて日本語でリズム付けしたんでせうね
私にペルシア語の知識があって、なおかつ原典が手元にあればいいんですが…
いつかはそれに基づいて比べてみたいものです。

でわでわ!
ゆどうふ。