603   Re^2:現地音主義はイデオロギーですよ。
2001/08/21 14:15:53  yudouhu   (参照数 13)
ijustatさん、こんにちわ!ゆどうふです。

>ヨーロッパでは現地音主義だという幻想が韓国ではまかり通っているようですが(日本でも事情は同じかもしれない)、実状は、C?E¨C?さんの証言があるとおり、かなり“おぞましい”ものです。この点に関して関心のある方は、ウンベルト・エコの『論文作法』(谷口勇[たにぐち・いさむ]訳、而立書房[じりつしょぼう])のp.186-187を見てみて下さい。こんなことが西洋では起こっているのかと驚くことでしょう。ドイツでは、フランス人の名前をドイツ式の発音で読んでいるという話を何かで読んだことがあります。

なるほど、私もそう聞いたのですが、実は違っていて、
ヨーロッパでも外国語は自分たちの言葉でローカライズしてるんですね
うーむ、思い込んでたみたいですな、私。

>歴史上の固有名詞は、現地音主義は取らないのが通例になっているようです。しかし、もし現地音主義が正しいとするなら、それも現地音を志向しなければ、この主義の一貫性は失われます。もしそうしたら、中国の古典を読むのは大変なことになるでしょう(京都大学では現代中国語音で漢文を読んでいるとか)。聖書の人名も、全部変えなければなりません。しかも、え?と思うような発音に。これらが当時の推定音にすべきだとなったら、もうお手上げです。だから、歴史上の固有名詞は現地音主義は取らないのだと思います。

通称と大きくずれてしまうからですね。
では、いまだんだん歴史の教科書なんかで人名が「現地音っぽい」ものと「通常日本では
そう呼ばれているもの」と
両方を併記してあるものとかは、むしろ混乱を起こしてしまうものなんでしょうかね。
私は単に「あ、そうなの。」でおわっちゃってたんですが^−^;

でわでわ!
ゆどうふ。